大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題に絡み、兵庫県芦屋市で19日に開かれるシンポジウムに出席予定だった自民党の山田賢司衆院議員(兵庫7区)と、同法人「瑞穂の国記念小学院開校準備室長」を務める籠池泰典理事長の親族が出席を辞退していたことが、6日までに分かった。
シンポジウムは「これからの歴史教育を話し合おう」と題して、「日本の歴史文化研究会」が芦屋市民センター(同市業平町)で開催。芦屋市と同市教育委員会が後援している。
山田氏や準備室長は大学教授らと歴史教育についてパネル討議する予定だった。同研究会によると、準備室長は「諸事情により欠席」という。また、山田氏は「騒動の中では参加を見合わせた方がいいと判断した」と話している。(前川茂之)