【巨人】屋外5連戦“極寒ウィーク警報”…故障防止へ万全対策
2017年3月7日5時0分 スポーツ報知
巨人ナインに6日、“極寒ウィーク警報”が発令された。今週は中日戦(7日=小牧、8日=岡崎)、オリックス戦(10、11日=ほっと神戸)、阪神戦(12日=甲子園)と、全5試合が屋外球場。疲労が蓄積している上、気温20度前後だった那覇、札幌Dと比べて10度近く寒い環境となる。故障のリスクは高まるが、各自万全の対策を施して臨む。
対策〈1〉 天気や気温を頭に入れることはもちろん、甲子園以外の3球場では戦い慣れていないため、トレーナー陣は「グラウンド状態までしっかり把握する必要がある」と盲点を指摘。
対策〈2〉 ウォーミングアップ時に短距離ダッシュなどを普段以上に入念にこなすことで、血流が良くなって筋肉が温まる。「寒い時はホットクリームを使うのも効果的」と村田。
対策〈3〉 常に体をケアし、次戦に備えて万全な状態にしておく。伊藤トレーニングコーチは「アルコールを摂取しすぎると、尿によって筋中水分まで失われる」と節酒のススメ。飲酒を抑えれば肝機能が上がり、疲労回復にもつながるという。
ナインは、日本ハム戦(4、5日=札幌D)で今季初めて人工芝で試合したばかりで、下半身への負担は少なからず残っている。11年の開幕前、屋外球場での試合中に肉離れした阿部は「『寒い寒い』と言っても何も始まらないけど、疲れも出る頃だし、しっかり準備するに越したことはない」と用心した。ベストメンバーで開幕するためにも、故障だけは避けたい。