乳歯がグラグラしてくると子どもはそればかり気にして触ってみたり、食事がしにくいと言ったりします。そうなると自分で抜いて良いのか、それとも自然に抜けるのを待つのが良いのか悩むところですね。
今回は、そんなグラグラする乳歯をどうしたら良いのかまとめました。正しい抜き方、自然に抜けたとき気をつけたいこともご説明します。
乳歯が抜ける際の兆候
はじめに乳歯が抜け始める時期やその兆候についてご説明したいと思います。生後6ヶ月頃から生え始める乳歯は、通常20本あります。平均的に2歳6ヶ月頃生え揃うのですが、いつまで乳歯なのか気になる方も多いようです。
1-1抜け始める時期
乳歯の抜け始める時期は、個人差もありますがだいたい6歳前後から12歳前後です。一般的に生え変わりの順番として最も早く抜けるのは下の前歯で、同じ時期に「6歳臼歯」と言われる奥歯の大臼歯がもともと歯のなかった部分に生えてきます。
1-2 抜け始めの兆候
抜け始めの兆候はそれぞれですが、基本的に乳歯の根本の部分が小さくなっていき、グラグラしてきます。永久歯が下から押してくる影響でグラグラする前から痛みを感じるお子さんもいるようです。
乳歯が抜ける際の注意点
乳歯が抜ける時期も、永久歯の生え方も個人差があります。すんなり抜けてくれたら良いのですが、20本全部上手くいくとは限りません。そんな中でも事前に知っておくとためになる、乳歯が抜ける際の注意点についてご説明します。
2-1 乳歯が抜けるより前に永久歯が生えてきた時
乳歯がグラグラしていればそのまま様子を見ます。ただし痛みが強く出てきたりいつまでも抜けずに残っているようであれば歯科医で抜歯をしてもらったほうがいいです。また、乳歯が全く揺れていない場合には骨の中で永久歯がずれてしまっていることがあるので、この場合も歯科医で抜歯をしてもらうべきです。
2-2 乳歯が抜けても永久歯が生えない時
基本的にはそのまま経過観察をします。特に上の前歯はしばらく経っても永久歯が生えてこないことも多いです。ただし乳歯が抜けて半年以上経っても永久歯が生えてこない場合は歯医者でレントゲンを撮り、歯茎の中に永久歯があるかどうか、異常がないか確認します。
2-3 抜けそうな歯の周りは虫歯になりやすい
生え変わりの時期は歯の根本の隙間も大きく、磨き残しが多くなりがちです。乳歯が虫歯になると次に生えてくる永久歯にまで影響が出てきますので、できるだけ念入りに歯磨きをして清潔を保ちましょう。
2-4 生え変わり時期のその他注意点
指しゃぶりが癖になっているお子さんも多いですが、生え変わりの時期の6歳前後になってもまだ続いている場合は上顎の形が変形してしまう場合があります。そうすると出っ歯の状態で骨格が形成されてしまう可能性があるので、指しゃぶりは早めに卒業させるようにしましょう。
乳歯の抜き方
グラグラになって今にも抜けそうな乳歯であれば、歯医者に行かず自分で抜いても大丈夫です。グラグラし始めだと意外と頑丈にくっついているので簡単に抜けません。その場合は抜けそうになるまで放置するほうがおすすめです。
3-1 引っ張って抜く方法
1.清潔なガーゼ、ティッシュ、脱脂綿などで抜きたい歯を覆います。
2.乳歯をしっかりとつまみ、真上(真下)に引きます。
3.止血します。
3-2 糸やフロスで抜く方法
1.歯の根本に裁縫用の糸またはフロスを巻きつけます。
2.大きく深呼吸し、息を吐き始めた時に一気に引っ張ります。
3.止血します。
3-3 乳歯が抜けた後の止血方法
清潔なガーゼやティッシュを丸めて抜けた歯の周りに当て、しっかり噛んだ状態にして圧迫させて血を止めます。5分ほど噛んだままにしていると出血は止まります。この時ガーゼを取り替えたり傷口を見たりせずしっかり圧迫するようにします。

