世界トップエリートが実践する「面接突破術」

速攻で自信が付く裏技がある

「ジェフ・ベゾスがあなたのオフィスに入ってきて1億円で何か新規プロジェクトを始めろと言われたらどうしますか?」・・・これはアマゾンの面接で使われている質問だ(撮影:今井康一)

3月1日、2018年卒業生を対象とした広報活動が解禁になり、本格的な「就活戦線」がスタートした。就活の肝となる関門がインタビュー・面接だ。というわけで、今回は、就活生だけではなく、ビジネスプロフェッショナルなら誰でも心得ておきたいインタビューのコツをご紹介したい。グーグルやアマゾンなどアメリカのトップ企業のトンデモ面接質問とは? アメリカの就職面接で最もよく聞かれる質問とは? など「世界のトップエリートのインタビュー攻略術」に迫ってみた。

即応力や機転が問われる「型破りな質問」

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日本と違い、新卒一括採用といったシステムはなく、通年で人材を募集するアメリカ企業。一流企業は厳正な選考過程において、インタビュー(面接)による選別を重視しているが、候補者がいかにクリエーティブに、think out of the box(規定外の考え方ができるか)を問うために、奇妙きてれつな質問で発想力を試すケースがある。

アメリカの大手キャリア情報サイトGlassdoorには、採用担当者からどのような質問が出たかという情報が寄せられるが、その中で、特に、oddball(型破り)な質問としてリストアップされていたのは次のようなものだった。

ジェフ・ベゾスがあなたのオフィスに入ってきて、1億円で何か新規プロジェクトを始めろと言われたらどうするか。(アマゾン)
あなたがブランドだとしたら、あなたのモットーは何ですか。(ボストン・コンサルティング)
あなたが飛行機の墜落事故でたった1人の生存者だったらどうするか。(エアビーアンドビー)
私が80歳のおばあちゃんだったとして、インスタグラムとはどういうものか説明して。(グーグル)
目の見えない人に「黄色」とはどういうものかを説明して。(スピリットエアライン)
なぜ、テニスボールは毛羽立っているのか。(ゼロックス)
アメリカでは毎年、何平方フィートのピザが食べられているのか。(ゴールドマン・サックス)
スパイダーマンとバットマンが戦ったらどっちが勝つか。(スタンフォード大学)

 

などなど、まさに難問奇問だ。こうした問いに、ネット上では、さまざまな専門家の「私ならこう答える」という例がいくつか紹介されていたが、どれも、「ひざポン」で感心するようなものはなかった。どうやら、奇想天外な天才的回答を求められているというより、いかに予期しない問いに動揺することなく、ロジカルに答えることができるかという度胸を試されているといった感じだ。

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