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 北朝鮮が6日に発射した弾道ミサイル3発が落下したのは、日本の排他的経済水域(EEZ)内だった。漁場の海域への落下に、水産関係者らは怒りと不安を募らせた。一方、相次ぐ北朝鮮の暴挙への「慣れ」を心配する声も聞かれた。

 ミサイルが落ちたのは、秋田県・男鹿半島の西約300~350キロの海上。発射を受け、同県庁では緊急の会議が開かれた。沿岸から40~50キロ圏内で操業していた県漁協などの漁船は安全が確認されたが、佐々木司・県危機管理監は昨年8月にも秋田県沖にミサイルが落下したことを踏まえ、「またか、という極めて残念な気持ちだ」と語った。

 青森県によると、ミサイルが落下した海域一帯は、秋ごろからスルメイカ漁の漁場になる。最近は不漁のため太平洋側に出漁していたが、県水産振興課の担当者は「操業しうる場所にミサイルを撃ち込むなんて」と怒りをあらわにした。

 国土交通省や水産庁によると、…

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