日本でも話題に上ることが多いリニアモーターカーを上海で体験しました。
上海リニアモーターカーは2002年に開通。
最高時速430キロで上海浦東(プードン)空港と地下鉄の『龍陽路駅』を僅か8分で結んでいます。15~20分間隔で運行され料金は片道50元(約800円)とタクシーより安く地下鉄(10元程度から)より高い値段設定。
実際に利用しての感想は、
とにかくあっという間、利用客はそれほど多くなく(殆どが観光客)、利用方法は簡単、と言うことで上海観光で一度は体験するのも良い、そんな感じです。
かつて21世紀の乗り物はこれだ!と紹介されていた『リニアモーターカー』
日本でも遅ればせながら夢実現に向けて動きを開始。
2027年品川名古屋間で約40分で、現在の1時間半に比べて圧倒的に時間短縮が可能になります。それから2045年には品川大阪間が67分で繋がれ現在の2時間20分に比べてこれも大幅短縮になると予定です。
さてリニアモーターカー。
磁石の種類により超伝導方式、常電導方式の2種類に分類されます。
常電導方式はドイツ主導で開発され上海で実用化に成功、日本は超伝導方式になります。日本で導入予定の超伝導方式が最新技術で最高速度も大幅に上昇、練習走行では600キロに上っています。今後に期待ですね。
今回、既に実用化されているリニアモーターカーを上海で体験しました。
上海リニアモーターカーを体験
乗り場へのアクセス
上海浦東空港に到着しました。上海は虹橋空港もありますが、国際線だと浦東空港発着の便が殆どになります。従って利用できる機会は多いでしょう。
到着フロアにある看板を見つけ『磁浮』と言うのがリニアモーターカーです。
場所はターミナル1,2の中間地点にあります。
今回はJAL利用だったのでターミナル1からターミナル2方面へ向かいます。
上海浦東空港ではターミナル間は徒歩で移動が可能です。
10分ほど歩き続けます。
この円柱が見えてくる場所がリニアモーターカーの駅になります。
第一ターミナルから来て左側がリニアモーターカーの駅、右側が地下鉄の駅になります。地下鉄の駅と間違わない様に注意しましょう。
周辺にはスターバックス、マクドナルド、ケンタッキー等のお店があります。
切符を購入
こちらは切符売り場。
観光客と思われる人が並んでいました。リニアは空港から結ばれているのは一駅だけですし、地下鉄に比べ高いので地元の人は利用していない、そんな印象です。
普通席片道が50元、VIP席片道が100元。
往復で購入するとそれぞれ80元、160元で20%の値引きになります。
加えて、上海リニアモーターカーと地下鉄24時間乗り放題のパスも売られていて、
リニア片道だと55元、往復だと85元になり、地下鉄を利用予定の場合はこちらが便利でしょう。空港その他主要駅で購入可能です。*クレジットでも購入可能です。
空港発だと7:02が始発、21時42分が最終となっています。
運航の間隔は15~20分、時間帯によってスピードが変わってきます。
最高時速は430キロになります。
私は片道切符(50元、約800円)を購入しました。
実際に乗ってみました
こちらが改札になります。
中国の駅ではセキュリティーチェックがあります。X線検査機に荷物を通して中へ。
エスカレーターで下に降りて行きます。
ドイツ主導で作られたリニアモーターカー。シンプルな作りですね。
中は混んでいません。水色の明るいシートが印象的です。
そして出発しました。
私が乗った時間帯は最高時速301キロでした。
30キロの距離を僅か8分。とにかくあっという間に終点です。
龍陽路駅からのアクセス
『龍陽路駅』に到着。観光名所の外難へは数キロと場所は悪くありません。
上海の地下鉄は14の路線があり(2017年2月現在)その内、2号線(人民広場駅等)、7号線(静安寺等)、16号線(滴水湖等)が『龍陽路駅』と繋がっています。
近い距離ならタクシーでも良いですね。
さて、ここで注意点。
改札を出てウロウロしているとタクシー客引きが声をかけて来ました(笑)
とにかくしつこいですよ(笑)私は目的地まで5~10分程度だったので、
後学のために乗ってみましたが、相場の数倍でふっかけられました。
『龍陽路駅』のリニアを利用するのは観光客が殆どですからね、やはりそれを狙ったと言えるでしょう。注意してください。
感想
感想としてはやはりあっという間の一言です。
地下鉄だと50分はくらいかかってしまいますし、タクシーは高いですし道も混んでいる可能性もありますし。龍陽路駅からのアクセスも悪くなく上海観光で一度利用するのは良いかなと思いました。
さて、中国で余った元は羽田空港で電子マネーに交換が可能です。今後、導入予定の空港、企業は多いとのこと。こちら参考まで。
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