蹴球探訪
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【大リーグ】イチロー、17年目にして洗礼? まさかのスイング判定で三振2017年3月7日 紙面から
大リーグは5日、各地でオープン戦が行われ、キャンプ中に右脚と腰を負傷していたマーリンズのイチロー外野手(43)がフロリダ州ジュピターでのアストロズ戦に「8番・指名打者」で初出場し、2打数無安打1得点、1三振1四球。チームは7−7で引き分けた。カブスは上原浩治投手(41)がレンジャーズ戦に初登板し、1イニング無失点。マイナー契約の川崎宗則内野手(35)は「9番・遊撃」で出場して3打数無安打、1三振。チームは9−9で引き分けた。ヤンキースの田中将大投手(28)はパイレーツ戦に先発し、3イニングを3安打無失点、4三振と好投。チームは3−2で勝った。 この日一番の歓声に迎えられたイチローの第1打席。その打席で、受け入れがたい判定が待っていた。フルカウントからの6球目、内角の直球に出かかったバットは止まったかに思われたが、ハーフスイングを宣告されて空振り三振。一塁へ歩きかけたイチローは、不服そうな表情で球審と言葉を交わすと、「メジャーの洗礼を受けました。17年目にして。ルール変わったんとちゃいますか」と苦笑いするしかなかった。 メジャー17年目のキャンプ。オープン戦初戦に臨む過程はこれまでとは違った。キャンプ序盤、守備練習の際に同僚と交錯して右脚と腰を負傷。8日間の別メニュー調整を余儀なくされ、腰はいまだに万全ではない。この日も8割程度の力の入れ具合と話し、「怖い1日だった」と正直な思いも吐露した。 それでも3度の打席、走塁を違和感なくこなし「僕にとっては大きな一歩ですね」と安堵(あんど)の表情。「練習の動きは自分でコントロールできるけど、ゲームの動きはそうはいかない。その中でなんとかプレーできるという感触が得たことは大きい」と確かな手応えを口にした。 けがの影響から調整遅れが心配されるベテランに対しても、マッティングリー監督は「しっかりと準備してくれるはず」と信頼は不変。7日のカージナルス戦では外野守備にも就く予定で、開幕へ向けて徐々に状態を上げていくことになる。(ジュピター穐村賢) PR情報
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