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【プロ野球】

巨人・リャオ、1イニング2Kデビュー

2017年3月6日 紙面から

日本ハム−巨人 8回に登板し1イニングを2奪三振で無失点に抑えた巨人のリャオ・レンレイ=札幌ドームで(久野功撮影)

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◇日本ハム3−0巨人

 日本ハムの先発入りを狙う上沢が切れのある直球を生かして3イニング1安打無失点と好投した。新人の石井一も2安打の活躍。巨人のマイコラスは5イニング1失点にまとめた。新人の廖任磊は8回に登板して2三振を奪うなど三者凡退に抑えた。

   ◇

 巨人の秘密兵器が鮮烈デビューを飾った。ドラフト7位・廖任磊(リャオ・レンレイ)=台湾・開南大=が、チームの新人1番乗りで1軍デビュー。3点を追う8回に登板して1イニングを2奪三振、無失点に抑えた。

 体重125キロ、身長201センチはDeNAの新外国人クラインと並ぶリーグ最長身。この巨体が左足を高く上げてトルネード気味に投げるだけで迫力満点だった。

 先頭・西川を3ボール1ストライクから141キロの速球で遊飛に仕留めると、石井一は145キロ高めで空振り三振に封じ込める。続く近藤は146キロで見逃し三振に仕留めた。この日の最速は149キロだった。

 秘密兵器と言われるのにはワケがある。2015年11月の台湾ウィンターリーグで、日本のヘッドコーチを務めた大森国際部課長が目を付けた。日本の岡山・共生高に通っていたため、ドラフト指名が必要だが外国人枠の適用は不要だった。

 「1軍の上位打線はいい打者ばかり。もっと精度を上げたい」とリャオ。チーム方針でいったん2軍調整となるが、高橋監督は「またどこかで(1軍登板を)というのはあります」と期待を込めた。日本を知り、14、15年には米パイレーツのルーキーリーグでもまれた経験もリャオの強みとなりそうだ。 (川本光憲)

 

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