クアラルンプール=都留悦史、ソウル=牧野愛博
2017年3月7日02時02分
国交樹立から40年以上も友好関係を維持してきた北朝鮮とマレーシア。だが金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件をきっかけに、大使を追放し合う報復合戦に発展した。断交という最悪のシナリオも現実味を帯びつつある。
「彼は謝罪すべきだった。誰も我が国を侮辱し、我が国で混乱を引き起こすことはできない」。ナジブ首相は6日、カン・チョル大使の国外退去処分について記者団に語った。
両国関係がここまでこじれるとは、マレーシア側も当初は想定していなかった。先月13日に正男氏の殺害事件が起きた直後は、政権幹部も「両国の関係に影響はない」と語っていた。
北朝鮮にとって、マレーシアは…
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朝日新聞国際報道部