ワシントン=高野裕介
2017年3月7日01時32分
トランプ米大統領は6日(日本時間7日)、中東・アフリカ7カ国の国民の入国を一時禁止にした大統領令に代わる新たな大統領令に署名した。対象国はイラクが除外され6カ国となり、入国査証(ビザ)や永住権を持つ人は入国可能になる。
1月27日に出た大統領令は、シリアやイラクなど7カ国からの入国を90日間禁止。計6万人のビザが無効になり、米国に到着した対象国の人が空港で拘束されるなど混乱が生じた。連邦地裁は2月、大統領令の効力の一時停止を決定、7カ国からの入国が可能となっていた。連邦第9控訴裁もトランプ政権の不服を退け、効力停止の維持を決めた。
これに対しトランプ氏は「治安のために急ぐ必要がある」として、新たな大統領令を出す考えを明らかにしていた。
新大統領令は16日から適用される。イラクを除く6カ国に対しては事実上、ビザが発給されなくなり、米国への入国が制限されることになる。(ワシントン=高野裕介)
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部