Amazonプライムで今敏の「パプリカ」と「東京ゴッドファーザーズ」を見た。
どちらもレビューでは絶賛されていたけど、残念ながら自分には全然面白さがわからなかった。
どちらの作品も新海誠みたいなオタク的な気持ち悪さはなかったけれど、感情移入できる登場人物もいなかった。会話がコミュニケーションになってなくて、民放のドラマでももう少しまともな脚本だと思った。
特にSFチックなパプリカよりも現実的な東京ゴッドファーザーズの方がそこらへんがキツくて、元ドラッグクイーンの主人公は芸能界のステレオタイプなオカマそのものだし、中年男も途中でいきなり諦めるところが取って付けたみたいだし、女の子は思春期の女の子っぽさが皆無で全然女の子に思えなかった。
ストーリーもすごく御都合主義的で、その奇跡に全然説得力がなかった。
アニメーションの良し悪しはあまりよくわからないけれど、映画として見ると、脚本やストーリーはどっちの作品も日本映画の平均以下だと思う。
たぶん私にはわからないアニメーション的な良さはあるのかもしれないけれど、アマゾンのレビューやヤフー映画のレビューがほとんど絶賛一色だったので、この映画を絶賛している人は、普段どんな映画を観ているんだろう、と不思議に思った。
新海誠の秒速5センチメートルは、個人的にはすごくキツかったけれど、これを好きになる人がいることはよくわかる作品だった。でも今敏の作品は、他の人がどこを好きになってるのか全然わからない。
もしよかったら教えてください。
そりゃアマゾンレビューは絶賛コメが上位表示されるから どこが良いとされてるかはレビューみたらわかるんじゃないの 星1つレビューみたら絶賛されてることにはならないんじゃな...