


2月3日(金)に、本年度第2回の学校保健委員会を開きました。
今回は、宮崎大学医学部精神科の 塚本 彩香 先生 をお迎えして、「こころの健康『メディアが与える脳への影響』」という題で、ご講話をいただきました。保護者の方々と6年生と、一緒にお話を聞きました。
メディアの発達によって、外遊びより内遊びが増え、体を動かすことが減ってきたと同時に睡眠量も減ってきていること、それにより、脳の働き、特に前頭葉の働きが低下し、神経伝達物質のしわざで、表情や体格、気力や善悪の判断、自己コントロールなどに多くの悪影響が出ることなどを教えていただきました。途中、前頭葉の働きの簡単なチェックや体をリフレッシュさせる体操なども交えながら、楽しく分かりやすくお話しいただきました。メディアは全て悪ととらえず、良い面・悪い面を知った上で、上手に付き合うことが大切だということも話されました。まずは、時間を減らすことから、そして、今の生活を見直すことから始めましょう、ということでした。最後に、自分のよさに目を向けて、どんどん世界を広げてください、と結ばれました。将来に向けてのこころと体の健康的な成長のために、塚本先生に教えていただいたことを、子どもたちには、ぜひ実践してほしいと願います。
後半は、本年度第1回保健委員会で話し合い、取り組んできたことの成果と課題について養護教諭より報告がありました。各学年の本年度の健康生活目標は、概ね達成できたようです。PTA保健体育部員さん方の呼びかけ等のおかげです。ありがとうございます。今後も、学校と家庭とが手を取り合って、子どもたちの健康的な生活の維持・向上に向けて、ご協力をお願いいたします。