子供の脳の育て方

「子供の脳は10歳で人間になる」これは最近の大脳生理学によって導き出された知見だそうです。10歳までの子育てにおいて、どんなことが大切なのかというと

@スキンシップの大切さ

Aからだを使って思い切り遊ぶことの大切さ

B自然を体験する

C手作りの食事をよくかんで食べる

D家族のぬくもり

ということです。

 

また、「人間はただ言葉によってのみ人間である」そうで、脳で言葉をつかさどる前頭葉の部分は、人間の脳では全体の30%を占めるのに対し、サルは3%、チンパンジーでも11%しかないということです。 

子供の脳を育てるには「言葉みがき」がとても大切で、生きた話しかけが脳を刺激し育てます。ゲームやテレビばかりだと、この前頭葉が未完成になってしまうとのことです。

最近、保健室の着替え用の体操服を返しに着た1年生のWさんがいました。私から目をそらすことなく、しっかりと見て、小さな優しい笑顔で「ありがとうございました」と言いました。1年生のお子さんがこれほど相手の目をしっかりと見て、言葉を伝えた瞬間に出会ったことがあまりない私は、自分自身を省みるほどでした。そいえばお母様も笑顔のすてきな、相手の目をきちんと見て話をされる方です。

人は人間関係がなくては生きていけず、また、人間的にも成長していけません。言葉、そしてそれを伝える術の大切さをぜひ、大人の私たちも見つめ直し、子供たちにも伝えていかなければと思います。