連続テレビ小説 べっぴんさん(128)「あいを継ぐもの」 2017.03.06

(さくら)ありがとう。
(健太郎)ありがとう。
(君枝)健太郎さくらちゃん。
(すみれ)ず〜っと幸せでいるのよ。
はい。
(はな)
さくらと健太郎君の結婚を承諾した親たちですが…
(紀夫)あの〜昭一さん君枝さん。
健太郎君ちょっと一つ大事な話が…。
(昭一)はあ…。
何?さくらは坂東家の一人娘です。
はい。
さくらを嫁に出してしもうたら坂東家は途絶えてしまいます。
(君枝)そやけど結婚って普通はよっぽどの事がない限り女が男の家に入るものでしょう?うん…。
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「大量の防腐剤心の中に忍ばせる」・「晴れた時ばっかじゃない」・「湿った日が続いても腐らぬように」・「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」ほらうちも女二人姉妹やったから紀夫さんに来てもらったの。
そうまでして坂東の家を残してきたの。
そうよね…。
(龍一)あのなぁ…。
(勝二)それはねぇ…難しい問題やなぁ。
あの〜口出すようで悪いんやけどちょっと考え方が古いんやない?古い?
(さくら)家がどうのこうのってそんなんどっちでもいいんやないの?要は結婚する2人が幸せかどうかなんやから。
そんな事とは違う。
結婚というのは家と家との問題や。
ここで話しても決着つく話やないし冷めへんうちに食べてや。
(明美)そやな。
頂きま〜す。
んっ龍ちゃんほんまにおいしいなぁ。
いい腕しとうわ。
(龍一)うわぁ〜うれしいわ。
今日はもう…。
私もいろいろ考えたいし失礼させてもらうね。
君ちゃん…。
ごめんね。
僕はいいと思うてます。
いいって…何?僕は坂東の家に婿に行ってもいいんやないかなって…。
ちょっと…健太郎何を言うてるのよ。
僕もさくらとおんなじ考えです。
今どき女やからも男やからもないんやないかなって。
それやったらどっちでも…。
健太郎!母さんこれから世の中はどんどん…。
(君枝)聞きたくないわ!それ以上何も言わないで…。
僕としては娘の代で五十八さんから引き継いだ坂東の名を終わらせるなんて事とてもじゃないができません。
(ゆり)すみれごめんね。
ずっと悪かったと思うてきたの。
私が好き勝手して結局は次女のすみれに押しつけてしまった。
ほんまにごめん。
何を言うてるの。
私は紀夫さんに出会うて幸せになる事ができた。
よかったな〜って心から思うてるのよ。
すみれ…。
紀夫さんすみれ。
ほんまにありがとうございます。
ゆりさんやめて下さい。
お姉ちゃん。
そやけど難しいねぇ。
この年やからすみれたちの気持ちも分かるし…。
でもさくらの気持ちも分かるし…。
本気で言うてるの?あなたが生まれた時おじい様もおばあ様もほんまに喜んで下さったのよ。
元気な男の子が生まれたって…。
それやのに…。
男の子がいるのに村田の家を終わらすなんてそんなの絶対にできない。
(昭一)君枝…。
おばあ様が生きてらしたらどれだけ悲しむか…。
(良子)どうなってしまうんやろ?
(明美)なあ…。
(良子)すみれちゃんの所と君ちゃんの所。
両方気持ちが分かるだけに…。
どっちかが折れるしかないやろなぁ。
ただいま。
(紀夫)ただいま。
お帰りなさい。
ただいま。
ゆり伯母ちゃんと潔伯父ちゃんは元気やった?うん2人とも元気やったよ。
そう。
とにかくこれだけは言うておく。
さくらは坂東の名を継ぐんや。
(さくら)勝手に決めないでよ。
勝手に決めるも何もない。
昔から決まっていた事や。
さくらしかおらんのやから。
はぁ…。
もし継がない言うたら?健太郎君との結婚は白紙やな。
白紙って…。
その時はお父さんがさくらの相手を探してくる。
ひどいわ!さくら!ええ!すみれ。
しかたない。
守るべきものは守らなあかんのや。
ありがとう。
君ちゃん。
龍がまだ小さい頃全然言う事聞いてくれなくて悩んでた時すみれちゃんが言うてくれたのよね。
「みんなで育てたらいい」って。
その時にね私たちってキアリスって大きな家族みたいやなって思ったの。
そう。
今回の事私は口出しできないけどどうなってもそういう絆みたいなものは変わらないんやないかなって…。

(潔)おう。
(紀夫)んっ潔君。
潔さん。
ここやって聞いてきたわ。
(2人)いらっしゃい。
おう親子二人でやってんのか。
何や分からんうちにこうなってしもたんですわ。
それもまたよろしいなぁ。
お父ちゃん羨ましがられてるで。
アホか!
(龍一)お待たせしました〜。
(潔)ほう〜。
フフフッ食うてや。
ほな頂くわ。
ほう〜!ホ〜ッ!ハッハッハッハッハ!さくらちゃんは?さくらには言いました。
坂東家を捨ててでも嫁に行く言うなら健太郎君との結婚は白紙やと。
ああ…わしがゆりと結婚した頃の事思い出すなぁ。
野上家は子どもがおらんかったからわしは野上家の跡取りの養子として育てられたんやけど…。
ゆりお嬢様と一緒になったお前を想像したら…。
お前が幸せになれるんやないか思うたんや。
おやじはそう言うてくれた。
潔がおったから子を愛する親の思いも知りました。
どんな事があろうとこれからも親子である事は変わりません。
そやったらゆりお嬢さんと結婚して坂東の家にと。
それを聞いた五十八さん…なあ!
(五十八)ゆり。
はい。
お前が嫁に行け。
お父様…。
潔君。
娘を…よろしく頼む。
はい。
はい!そうでしたねぇ。
ほんまはわしがこんな事言える立場やないのやけど…。
紀夫君いっぺんお父さんにお会いしてみてはどうやろ?僕の?いや〜僕は男三兄弟の末っ子ですし婿に出すのもそんなに難しい事やなかったと思います。
そんな事ない。
親が子を思う気持ちに変わりなんてないわ。
結婚とは家と家の結び付きといいますが何をつなげて何を継ぐのか。
なかなか答えの出せないすみれと紀夫君なのでした
「あさイチ」ですまずは、ニュースをお伝えします2017/03/06(月) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん(128)「あいを継ぐもの」[解][字][デ]

すみれ(芳根京子)・紀夫(永山絢斗)夫婦と君枝(土村芳)・昭一(平岡祐太)夫婦は、子供たち同士の結婚を受け入れようとするが、家の継承問題でこじれてしまう。

詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)・紀夫(永山絢斗)夫婦と君枝(土村芳)・昭一(平岡祐太)夫婦は、さくら(井頭愛海)と健太郎(古川雄輝)の結婚を受け入れようとするが、一人息子と一人娘の結婚のため、家の継承問題でこじれてしまう。さくらと健太郎は、両親たちの考えが古いと主張するが聞いてもらえない。すみれ夫婦は、潔(高良健吾)とゆり(蓮佛美沙子)の家を訪ね、坂東家の存続について相談すると、潔からある提案があり…
出演者
【出演】芳根京子,高良健吾,菅野美穂,蓮佛美沙子,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,永山絢斗,田中要次,平岡祐太,井頭愛海,古川雄輝,森永悠希
原作・脚本
【作】渡辺千穂

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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