月会費や保守メンテナンス費用など、取引先に対して毎月、一定額の費用を請求している事業者の方は多いもの。
しかし、そういった請求を銀行口座から振替してもらおうにも、なかなか相手が応じてくれなかったり、手続きの煩雑さで断念してしまっている…という経営者は少なくないのではないでしょうか?
クレジットカードで継続課金可能:
そんな課題を解決してくれるサービスを、モバイル決済大手のSquare(スクエア)が2017年2月9日より開始。
その仕組みはカンタンで、事前に取引先にクレジットカード利用承諾書に同意してもらえれば、あとはそのカードから決められた金額を自動課金してくれる…という優れもののサービスとなります(引用はこちらから)。
Square株式会社(所在地:東京都港区、代表:水野博商、カタカナ表記:スクエア)は、本日、定期的な請求が発生する事業者にとって便利な自動引き落としを実現する機能を提供開始しました。
Squareアカウントがあれば、事業者はかんたん、手頃に、カード情報の保存に同意した顧客に対してクレジットカードまたはデビットカード経由の自動引き落としができます。
決済手数料は3.75%:
気になるその決済手数料は…というと、決済金額の3.75%。
仮に1万円決済なら375円の手数料をSquare側に支払う必要性がありますが、この費用負担のみで自動決済が使えるようになるのは助かりますよね。
カード自動引き落としの決済手数料は、業種や事業規模に関係なく業界最低水準の3.75%で、入金サイクルも最短翌営業日と、個人事業主や中小企業でも、かんたんで手頃に導入することができます。
更に入金サイクルも最短翌営業日なので、カード決済してもらった金額の回収がスムーズになるメリットもあり。
従来の「クレジットカード払いを使われると、入金が翌月になるから資金繰りが悪化する」といった心配もSquareではありません(Squareそのもののサービス内容はこちらの公式サイトより)。
用途はなんにでも使える:
あと、使える用途は実に様々。
冒頭でも紹介した月会費や保守メンテナンス費用の請求だけでなく、例えば大家さんが部屋を貸している住人に家賃を払って貰うとか、書道教室の授業料を毎月請求するとか、クレジットカード経由でお金を請求することができれば無限の可能性があるようにも思います(下記は一例)。
- 料理教室を主催:月会費をカード払いで徴収
- ウェブサイト運営:保守メンテ費用をカード払いで徴収
- 趣味のサークル主催:月会費をカード払いで徴収
- 定期刊行誌を発行:購読料をカード払いで徴収
お金の回収はストレスだから:
こんな感じでお金の回収で苦労することが多い…というビジネスを運営されている方は、多少の決済手数料負担は覚悟の上でSquareを導入してみてください。
Aさんがまだお金を払ってくれないとか、B社からの入金が月末になかった…なんて作業は、本業とはまったく関係のない作業になるどころかストレスになるだけなので、手数料を払ってでもゼロにしてしまうのが一番ですよ。おすすめです。
以上、月会費などの請求を毎月、自動で行ってくれる「カード自動引き落とし」が便利!モバイル決済のSquareが継続課金に対応開始…という話題でした。
参考リンク:
こういったサービスを使ってみたいけれども、毎月の請求金額はバラバラだ…という事業主の方は、同じSquareの機能である請求書機能も是非、活用してみてください。こちらならクレジットカード払いで代金を支払ってもらうことが出来るので楽ちんです*1。
*1:ちなみに今回紹介したカード自動引き落とし機能を利用しても、都度課金には対応可能です。カード払いは支払う側にとってもメリットがある支払い方法なので、提案すれば応じてもらいやすいと思いますよ。