去年の今頃、ぼくは大学生活最終章を迎えようとしていた。
とくに年が明けてからは、残りの大学生活をどれだけ深く味わおうとしても、1日1日はあっという間に終わっていった。
時の流れの無慈悲さは、まるでブレーキの効かない特急列車に乗っているかのよう。
去年のぼくのように、もうすぐ皆さんの大学生活も過去の思い出になろうとしている。
今年大学を卒業する皆さんには、最高の形でフィナーレを迎えてほしい。
そのための終活は大丈夫だろうか?
学科の友達、サークルの仲間、先輩、後輩、バイト先の店長、家族、、
お世話になった人には、ちゃんとお礼言っただろうか。
後輩たちが楽しい大学生活を送れるように、最後のお節介はしただろうか。
これからはお礼を言いたくても言うチャンスないし、お節介したくても後輩たちは会わないうちにどんどん大きくなるから、話を聞いてもらえないよ。
大学生活で人間関係に悩んでた人はもう大丈夫、すべての悩みから解放される。
社会人になったら、自分が会いたいと思った人にしか会わなくなる。
それでいて大学生活で関わった人と会うことなんて、年数回会えればいい方。
嫌いだった人や、挨拶だけだった人とはもう一生会わないと思う。
一人暮らしをしている人は、引っ越しの準備は大丈夫?
4年間も同じ家に住むと、色んなところが頑固に汚れるから掃除しなきゃだめだよ!
敷金が戻ってこなくなるしー。
新しい家探しもしなくちゃいけないね、壁の厚い部屋に住むことをおすすめするよ。
社会人になるのが怖い人ってたくさんいると思う。
でも別に死ぬわけじゃないから大丈夫。
これから先はどう生きようと自分次第ということなだけ。
社会人になったら、大学生活に戻りたいと思うことが何回かあるかもね。
でも一度卒業したら、もう大学にも、サークルにも、部活にも卒業した者の居場所なんてない。
あなたがいなくなったら、新しい人があなたがいた居場所に就く。
だからあなたは新しいところで、自分の居場所を作らなければならない。
学生時代と違うところはたくさんあるけど、トータルで見たら今のほうが楽しい。
学生時代の楽しさの質と、社会人の楽しさの質は違う。
自由に使えるお金があるのはいいことだし、色んな世代の人々と話すのは勉強になる。
一方でお金より時間の使い方について考えるようになるはず。
ぼくが24時間をどう使うかを真剣に考えるようになったのは、社会人になってからだった。
ぼくは決して意識高い系じゃないよ。むしろ女たらしの意識低い系。
でも、勉強したくなって本読んだり、セミナー通ったり、ブログ始めたり、、
社会人になると「このままではいけない」と強く思う時がくると思う。
なぜなら「こうなりたい」と思える人と「絶対にこんな風になりたくない」と思う人がたくさんいるから。
だから、時間の使い方を真剣に考えるようになったのかも。
土日を寝て過ごすなんて絶対もったいないよ。イケてない。
色んな所に出かけて、色んな場所で自分の居場所を作ろうね、お互い。
友達との別れを嫌がるのではなく、一緒にいる時を大切にしよう。
大学生活、最高のフィナーレを飾れますように。