「HUAWEI nova lite」を使いはじめて1週間くらい経ったので使い心地などもろもろ含めてレビューを書いてみたいと思います。
「HUAWEI nova lite」はHUAWEI(ファーウェイ)が2月24日にMVNO限定モデル(格安SIMとのセット売り)として発売したスマホです。価格はMVNOにより異なるものの2万円前後(参考価格19,800円+税)とSIMフリースマホの中でも安価なモデルです。一方で価格に比べスペックは高く、非常にコスパの良いスマホなんですね。
MVNO限定モデルではあるのですが、イオンモバイルやgoo Simsellerを利用すれば単体で購入することも可能です。取り扱ってるMVNOについては以前に記事にしています。
先に結論を言うと「HUAWEI nova lite」はコスパ最強です。しばらく実際にメインのスマホとして使ってみましたが、MVNOの取り扱い端末では最安値クラスでありながら特別なこだわりのない普段使いであればまったく不満点のない素晴らしい仕上がりだと思います。
それでは詳細なレビューとまいりましょう。
まずはスペックと外観チェック!
以前の記事でもスペックと外観について軽く説明しましたが、写真の写りも適当でしたし、もう一度ちゃんとご紹介します。
「HUAWEI nova lite」のスペック
P9 lite | HUAWEI nova lite | |
---|---|---|
CPU | オクタコア2.0GHz×4+1.7GHzx4 Huawei Kirin650 | オクタコア2.1GHzx4+1.7GHzx4 Huawei Kirin655 |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 16GB | 16GB |
ディスプレイ | 5.2インチ | 5.2インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
カメラ | 背面1300万画素(F値2.0)/前面800万画素(F値2.0) | 1200万画素(F値2.2)/前面800万画素(F値2.0) |
電池容量 | 3000mAh | 3000mAh |
サイズ | 146.8 x 72.6 x 7.5 mm | 147.2 x 72.94 x 7.6mm |
重さ | 147グラム | 147グラム |
OS | Android 6.0 | Android 7.0 |
「HUAWEI nova lite」は同じくHUWAEIが発売し、昨年大ヒットしたSIMフリースマホP9 liteのスペックにかなり近いです。CPUとRAMを強化し、カメラ性能を若干落としているものの、その分価格も控えめにしたといった感じでしょうか。
個人的にはRAMが2GBから3GBに強化されているのはかなり性能に効いてくるのでは?と思っています。もともとP9 liteも価格に比べサクサク動くと評判の良いスマホでしたが、CPUとRAMが強化されたことでさらに気持ちよく使えるのではないでしょうか。
あとで紹介しますが、カメラ性能については落としたと言ってもこの価格帯のスマホにしては十分レベルが高いと思います。
OSが最新のAndroid7.0になっているのも新しいもの好きの僕としては嬉しいですね。せっかく新しいスマホを買うのなら最新のOSを使ってみたいですよね。
「HUAWEI nova lite」のベンチマークテストを確認
スマホのベンチマークアプリでは有名どこのAnTuTu Benchmarkでテストをしてみました。バーションはv6.2.7です。購入時からアプリをインストールしたりしてますがテスト時はすべてダウンさせています。
結果は「57736」とこの価格帯のスマホではかなり良好な数字ではないでしょうか。
こちらのサイト様の記事を参考にさせていただくと、同価格のZenFone 3 Maxより17,000ポイントも高く、P9 liteと比較しても4,000ポイントほどアップしています。
「HUAWEI nova lite」の外観をチェック
本体のデザインもなかなか良好で最安値クラスのスマホとは思えない出来栄えです。デザインは好みですが少なくとも安っぽさはないです。
カラーはゴールド・ホワイト・ブラックの3種類がありますが、僕が購入したのはゴールドです。なのでこれ以降の写真はすべてゴールドのものです。
正面のデザインはなんとなくiPhone7っぽいですね。全面がガラスっぽい素材でできています。
裏面はこんな感じ。こちらも全面と同じくガラス系の素材です。中央の上の方についているのが指紋認証のセンサーです。なんだかiPhoneのホームボタンに似たデザインです。
側面を見ると本体がラウンドデザインになっていることがわかります。側面はメタル系の素材です。
このラウンドしたデザインのおかげで持ちやすいですね。
右側にはボリュームと電源のボタン、左側にはSIMスロットが配置されています。物理キーはボリュームと電源だけです。
上にはイヤホンジャック、下側にはUSB端子です。USB端子はmicro-Bです。
「HUAWEI nova lite」の使い心地は良好
では実際の使い心地について書いていきましょう。
動作はサクサクキビキビ
ブラウザ(Chrome)でサイト閲覧やメール、LINE、TwitterなどのSNSといった普段使いのアプリで動作が遅いということはまったくありません。日本語入力が引っかかったり、起動が遅いと言ったことも感じませんでした。
ディスプレイはフルHD(1920×1080)ということで映像もきれいですね。
一般のユーザーであればこの性能なら使い心地で不満に思うことはないレベルだと思いますね。
3Dゲームの性能は?
スマホの性能差が出やすいのは3Dゲームですね。2万円のスマホでゴリゴリの3Dゲームをするってのはちょっと無理がある気がしますが、どれくらいできるのかチェックしてみました。
今回は「World of Tanks Blitz」で実験です。
やはり3D性能は厳しいものがありますね。ジャギが入ったり、画像では伝えられませんがどうしても引っかかりがあります。
「World of Tanks Blitz」は重い3Dなので、2Dのゲームや3Dでも軽めのものなら問題なくプレイできる範囲ではあります。
micro SDは必須?
ストレージ容量が16GBしかないので写真や動画、アプリを保存していくとすぐに容量が足りなくなると思われます。個人的にはあまりデータを本体に保存しないので不要ですが、実質保存できるデータは7GBくらいしかないのでちょっと厳しいですね。
まぁ、これはmicroSDを購入すれば済む話なので容量が足りない場合はmicroSDカードを使いましょう。
カメラ性能をチェック
安いスマホではカメラ性能が悪いケースも多いですが、「HUAWEI nova lite」は発売時からカメラ性能についても発表されていてなかなかの力の入れ具合のようです。
とりあえずデフォルトで撮影してみたところこんな感じでした。悪くない移りですよね。
カメラの設定も豊富なのでうまく設定するともっといい感じに撮れるのでしょうけど、僕はそのへんはあまりセンスと知識がないのでよくわかりません。
指紋認証は快適!
外観チェックのところで触れましたが、指紋認証のセンサーは背面に付いているタイプです。片手でスマホを使っているときなんか便利な位置ですよね。逆に机に置いたりスタンドに立てた状態で指紋認証を利用しようとすると一旦持ち上げないといけないのがこの位置の欠点です。一般的には便利な位置だと思います。
指紋認証の精度はかなり高いですし、速度も早いですね。触れた瞬間に認証が済んでしまうくらいの感覚です。これは快適です。
バッテリー持ちも良好
「HUAWEI nova lite」のバッテリー容量は3,000mAhですが、スペックが控えめということもあり、バッテリー持ちは良好です。
僕は毎日の通勤で2時間+昼休み&勤務中の移動時間、その他で毎日それなりにスマホを使っているユーザーだと思います。それで1日使ってみて大体50%くらいバッテリーが残っています。
ほとんどの用途でモバイルバッテリー無しでも1日持ちそうな感じですね。
まとめ
「HUAWEI nova lite」は3Dゲームをバリバリやるような方でなければほとんど不満点がないバランスのとれたスマホです。価格もMVNOの取り扱い端末では最安値クラスの良コスパスマホですね。
2017年中にこれ以上コスパの良いスマホは出てこないのではないかと思うようなスゴいスマホですね。あくまでエントリー機種なので、ハイエンド機やDSDS対応機などこだわりがある方でなければこれ以上の選択はない気がします。
MVNO専用モデルということで入手性がちょっと悪いかもしれませんが、単体で購入できるところもあります。これから格安SIMに乗り換える方の買い替えスマホとしてもおすすめですね。
以前「HUAWEI nova lite」と同じ19,800円+税で販売されていた「gooのスマホ g07」を最高コスパスマホとして紹介しましたが、「HUAWEI nova lite」の登場で早くも最強コスパの座を明け渡したかなって感じです。ただ、g07はDSDS対応などg07のメリットもありますからね。
まぁでもコスパ最強スマホは「HUAWEI nova lite」で決まりですね。