スピード違反のネズミ捕りを事前に把握する方法
有人式の「ネズミ捕り」はスピード違反の検挙数のじつに半分を占めています。ネズミ捕りは所轄の交通課に加えて、交通機動隊の白バイ隊員も実施するので神出鬼没。対処するにはコツが必要になります。そこで、スピード違反のネズミ捕りを事前に把握する方法を紹介しましょう。
ネズミ捕りが行われるロケーション
ネズミ捕りの流れはまず、設定した速度以上のクルマを感知すると現認係のヘッドセットが「ピーッ」と反応。現認係は即座にナンバーなどを停止係に連絡します。停止係はクルマのナンバーなどを元に違反車を停止させるわけです。
このため、まずは速度を測定する現認係を発見できれば、ネズミ捕りを察知することができます。とくに不自然に道路脇にパイロンが置かれている時は要注意。道路に置かれた測定装置にバイクなどが衝突しないように置かれています。
ネズミ捕りが行われやすいロケーションを知っておくことも大切です。広い幹線道路で空いている道やカーブの手前などはネズミ捕りが行われやすい場所。信号が少なく、ついつい飛ばしてしまう幹線道路は危険度大です。
ネズミ捕り情報を警察自身が流す
長い橋や緩やかな坂もネズミ捕りがよく行われるロケーションになります。川岸まで直線が続き、信号がないため橋はスピードを出しがち。特にゆるやかな坂になっている場合は警察官が見えずに危険です。
警察自身がネズミ捕り情報を流していることもあります。県警のWebサイトや地方新聞などには公開取り締まりの情報が載っている場合も多く、こまめにチェックをしましょう。
ネズミ捕りは時期的には行楽シーズン、交通安全週間中、土日休みの朝、0と8の付く日など。これは0と8をタイヤや2輪に見立てているからです。時間としては休み前夜、通勤時、昼下がり、休日の朝が最も危険と捉えるべきでしょう。