日本100名城である、松山城。お城ファンのみならず、全国の人が知る大人気の観光スポットです。そんな松山城は「日本さくら名所100選」でもあり、春になるとソメイヨシノを中心に200本以上の桜が咲き乱れます。
日本を象徴する花である「桜」と、日本の美と歴史を凝縮した「名城」の共演は、絶対に見逃せません!桜シーズンならではの松山城の楽しみかたをご紹介します。
写真:かのえ かな
地図を見る松山城へ行くときは、市街地を走る市内電車を利用すると便利です。最寄りの停留場は、「大街道」。観光拠点地として利用される「松山市駅前」や「道後温泉」からは約8分で行くことができます。
写真:かのえ かな
地図を見る大街道商店街のアーケードを背にして立つと、目の前には「松山城」とかかれた柱が。この横にあるロープウェー街の通りを5分ほど歩くと、「松山城ロープウェイのりば」に着きます。通りにはお土産屋や飲食店が充実しており、道中も観光を満喫できます。
写真:かのえ かな
地図を見る中でもひときわ目を引くのが、緑に包まれた松山東雲中学・高等学校の校門です。学校の門とは思えない重厚感ある造りが歴史を感じさせます。
それもそのはず、こちらの学校は1886年(明治19)創立で、かつては夏目漱石の小説『坊っちゃん』マドンナのモデルとなった遠田ステさんが在籍していたこともあるのです。松山の歴史に触れられる貴重な瞬間です。
写真:かのえ かな
地図を見る松山城ロープウェイでは、ロープウェイとリフトの好きな方を選べます。どちらを選んでも料金は一緒です。観覧券と往復券がセットになったチケットなら、大人1,020円、小人(小学生)410円となっています。
※料金は2017年3月現在のものです。
写真:かのえ かな
地図を見る速さを重視したい人にはロープウェイがおすすめ。一方で「じっくり景色を見たい」、「春のポカポカ陽気を満喫したい」という人はリフトがおすすめです。
また、猫好きな人にもリフトは良いですよ。ロープウェイやリフトが上を通過するエリアには地元猫がたくさん住み着いており、真下を見ると日向ぼっこしている猫がちらほら見られます。これはリフトならではの特権です。
写真:かのえ かな
地図を見るリフトに乗っている間も斜面に沿うようにして咲く桜の花が見られます。ますます期待が高まりますね。
写真:かのえ かな
地図を見るロープウェイ・リフトを降りたら、本丸広場に向かって歩きます。松山城まであと一息です。道中では、石垣と桜のツーショットも撮影できます。名城の花見ならではですね。
写真:かのえ かな
地図を見る石垣を堪能したら本丸広場に到着。本丸広場は、松山城の中でも特に桜が咲き乱れるお花見スポットです。
桜を間近で眺めて撮影したり、周囲に広がる松山市街地と桜のツーショットを撮影したり・・どこを切り取っても絵になります。時間を忘れて楽しめる人気スポットです。
写真:かのえ かな
地図を見るそして本丸広場を歩いた先には、松山城の大天守が・・!足元に広がる桜の花が、松山城の美しさを引き立てます。見事なツーショットですね。
写真:かのえ かな
地図を見る松山城の天守は、ペリーの黒船来航の翌年にできあがりました。江戸時代最後、そして日本で最後の完全な城郭建築であり、重要文化財にも指定されています。
ちなみに城郭建築は、織田信長と豊臣秀吉によって天下統一が進められていたころの桃山文化の象徴です。
写真:かのえ かな
地図を見る一ノ門手前から天守を見上げたときの迫力は、見事としか言いようがありません。ここは1年を通して人気の絶景スポットになっています。
写真:かのえ かな
地図を見るそしてこの時期、多くの観光客の視線を集めるのが、一ノ門をくぐった先にあるこちらの桜の木。木の幹にはところどころ穴があいている老木ですが、ダイナミックな枝のしなり具合が、力強い生命力を感じさせてくれます。
地面に桜の花びらのじゅうたんが広がっているのも美しいですね。桜撮影スポットの穴場として要チェックです。
写真:かのえ かな
地図を見る松山城は、天守からの眺めもバツグン!まずは本丸広場の桜を見下ろしてみましょう。屛風折れの石垣にピッタリ寄り添うようにして咲く桜の花がきれいですね。本丸広場を歩いていたときには気づかなかった景色を堪能しましょう。
写真:かのえ かな
地図を見るそして西方の景色もチェック!天候に恵まれれば、瀬戸内海に浮かぶ島々が見えます。名城と瀬戸内海ツーショットは、愛媛県ならではですね。ほかにも城ならではの造りである狭間(さま)から桜を見たりといった楽しみ方もできますよ。
天守からの眺めを楽しんだら、最後におすすめしたいのが天神櫓(てんじんやぐら)です。天神櫓はかつて具足をおさめる具足櫓(ぐそくやぐら)でした。しかし、陰陽道において邪悪なものが入り込むとされる鬼門にあたることから、城の安泰を守るための櫓となったのです。
天神とは、「天神さん」でおなじみの菅原道真のこと。久松松平家の先祖であることから先祖神として祀られています。意外な歴史のつながりを感じられる瞬間です。
建築物的価値も高く、櫓としては珍しく寺社建築で蔀戸(しとみど)がついているのが特徴です。そばには桜が咲いているので、ぜひ一緒に撮影してみましょう。
気候によっても左右されますが、松山城の桜の見ごろは例年4月はじめごろといわれています。メインの桜はソメイヨシノになりますが、早咲きのツバキカン桜や遅咲きのオボタン桜などもありますので、時期によって色んな花見が楽しめるでしょう。日本100名城&日本さくら名所100選の松山城で、最高に楽しい春の旅を満喫してくださいね。
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