2017年も少年漫画の実写化の傾向が著しく、『ジョジョの奇妙な冒険』『鋼の錬金術師』『銀魂』など、人気少年漫画が公開予定だ。
去年も『僕だけがいない街』『ミュージアム』等が話題に上がったのは記憶にまだ新しい。
(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険
ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会
実写化にウンザリして、もういいよ、という人もいれば、もう実写化批判に飽きた、という人もいる。
確かに、こうやってみると、日本の映画における漫画の実写化は多いなぁ。
というか、毎年一定数の実写化が進められている印象。
ということで、今回もまた漫画家原作の実写化映画の話。
漫画はダメで小説なら良い、という短絡的な事が言いたいのではないので注意して下さい。
また、このブログを始めてすぐに書いたのが、少女漫画原作の映画が量産される理由。
ちょっと恥ずかしいんだけど、色々な人にリアクションもらえて、アクセス数もこの記事がいまだにダントツ。良かったら目を通してみてほしいな。
実写化が多い理由
ということでいくつか理由を調べて考察してみた。
1、話題性
オリジナルの脚本で挑む映画監督はもちろんたくさんいるけれど、やっぱり知名度の高い漫画を映画化するのはものすごく話題を呼ぶ。
それがどんな出来であり、どんな批評がされようとも、話題性のために一定の利益を生むことはできる。言ってみれば一つのコンテンツとして消費するということだ。
2、著作料が安い
これはとても不思議なんだけれど、実際かなり安いらしい。
なんでなんだろう。
ただ、オリジナルの脚本でやるのとそんなに変わるものなのか?
さて、ここからが考察。
一つ目はすごくわかる。
でも、二つ目。
たとえ著作料が安くても、漫画を実写化するって、作品によっては製作費も結構かかるんじゃないか?
そしてオリジナルの企画を通すのもそんなに金がかかるものなのか?
著作料云々よりも、主な理由はもう単純で、話題になるから。それだけじゃないのかなぁ。
ただ、調べる限りだと理由はこの二つで、どちらも儲かるからと換言することができる。ここまで言っちゃうともう何も言えないかな。
オリジナルの脚本書ける作家、あるいは監督がいないわけじゃないだろう。
たぶんもう映画業界自体がそういう仕組みになっていってしまってるのかな。
でもそのおかげで映画業界が潤っているのは事実なわけで、頭ごなしに実写化批判するのはどうかと。
僕もはじめのころに少女漫画実写化批判したけど、それだって必要なコンテンツだ、と諭されたことがあって、目からうろこが落ちた、というか短絡的な自分に少し落ち込んだ。
漫画実写化はもういいよ、という人たち
漫画実写化はもういいよ…割と僕もそういうタイプ。というか気にならないものは観ないし、観たい奴は観るからいいんだけどね。
こういう人たちの意見にはこんなものもある。
・原作に対する敬意がない
・原作と違う
・ただただ出来が悪い
なるほど、漫画ファンの中には映画化を待望する人もいればアレルギーを発揮する人もいる、二極化があるのでは。
実写化?いいんじゃない?やるならみるよ!という寛容なタイプ
or
は?実写化?これは漫画のままでいいだろ!原作レイプだ!というこだわりの強い人。
どちらも悪いとは思わないし、むしろ原作に愛を抱けるのは素敵だと思うよ。
漫画実写化アレルギーにウンザリする人
もう漫画実写化はいいよ。嫌なら観なきゃいいじゃん。という人もいる。
先日マツコの番組で、「実写化批判する人はダサい」と彼女は言っていた。
この構図面白いよね。
僕はなんか議論を放棄しているみたいで少し嫌だな、だったら実写化してもいいじゃん、と言えばいい話で、議論のための議論になっている気がする。
という事で今日はおしまい
読んでいただいてどうもありがとう。