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邑知潟にまた戻ってきてね コハクチョウ北帰行

潟から飛び立つコハクチョウの群れ=羽咋市の邑知潟で(沢田隆さん撮影)

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 羽咋市の邑知潟で越冬していたコハクチョウが繁殖地のシベリアへ戻る北帰行が四日始まった。羽咋市白鳥の里推進協議会の野鳥担当、沢田隆さん(68)=同市御坊山町=が確認した。昨年より十日遅いという。

 沢田さんによると、前日確認された二千百羽から、この日午前になって八百四十羽までに減り、安定越冬数の千五百羽を下回った。コハクチョウは隊列を組み羽咋の空に別れを告げるように飛んでいった。北帰行は今月中旬ごろまで続く。

 今季のコハクチョウは昨年十月七日に初飛来。最も多い日で二千五百羽近くが、田んぼで餌をついばむなどして羽を休めた。沢田さんは「春の訪れを実感する。来年また邑知潟に戻って来てほしい」と話した。 (小塚泉)

 

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