状況
Ghost Solution Suite 3.x ブートディスク作成手順を知りたい。
ソリューション
ブートディスクを作成するには、Ghost Standard Tools をインストールします。
インストールはウィザードにそって進めてください。
※Boot Disk Creator は Windows 7 上での動作をサポートしておりません。
Windows 8/8.1/10, Windows 2008 R2 / Windows Server 2012/R2 環境をご利用ください。
※x64 用のブートディスクを作成する場合は Ghost Standard Tools をインストールする環境に 64ビット OS をご利用ください。
インストールファイル名
例)
- 3.0
Symantec_Ghost_Standard_Tools.msi (初期リリース)
Symantec_Ghost_Standard_Tools_3_0_HF5_v2.msi (HF5 が含まれたインストールファイル)
- 3.1
Symantec_Ghost_Standard_Tools_3_1.msi (初期リリース)
Symantec_Ghost_Standard_Tools_3.1_MP3_V2.msi ( MP3_V2 が含まれたインストールファイル)
尚、ブートディスクを作成するには、Boot Disk Creator を使用します。
作業の流れにつきましては下記のとおりです。
1.Windows ADK の入手とインストール
2.Boot Disk Creator のセットアップ
3.Boot Disk Creator 構成の作成
4.ブートディスクの作成
[ブートディスク作成手順]
1.Windows ADK の入手とインストール
1-1. Microsoft 社の下記リンクより、ADKをダウンロードします。
※インストール先マシンのOSが Windows 8.1 以外の場合でも下記をインストールします
・Windows 8.1 Update 用 Windows アセスメント & デプロイメント キット
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39982
※インストール時にはインターネット接続が必要となります。
インターネット接続が不可の場合には下記リンクをご参照ください。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn621908.aspx
1-2. adksetup.exe を実行してADKをインストールします。
インストール の際に選択する機能は以下の2つとなります。
・ Deployment Tools
・ Windows Preinstallation Environment
2.Boot Disk Creator のセットアップ
2-1. [スタート] > [すべてのプログラム] > [Symantec Ghost] > [Boot Disk Creator] をクリックします。
2-2. [ツール] > [プリブートオペレーティングシステムのインストール] をクリックします。
2-3. クライアント OS の環境(x86/x64)に合わせて、"WinPE5.1 X64" もしくは "WinPE5.1 X86" を選択し、
画面下部の [プレインストール済の WAIK] もしくは [Pre-installed WAIK] を選択後、[参照] ボタンを
クリックしてADKのインストールフォルダのパスを指定し、[次へ] をクリックします。
フォルダのパス 例)
C:\Program Files (x86)\Windows Kits
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1
2-4. インストールが終了したら [完了] をクリックします。
2-5. 再度、手順 2-3 に戻り、最終的に x86 と x64 の2つ分セットアップをおこないます。
3.Boot Disk Creator 構成の作成
3-1. [ファイル] > [新規構成] をクリックします。
3-2. [構成名] 画面で、 [この構成の名前を入力する] に任意の名前を入力し、
[この構成のプリブートオペレーションシステム] で使用するOSを選択後、
[OEM拡張機能] で "GSS" を選択して、[次へ]をクリックします。
※ドライバ情報のロードに時間がかかります。
3-3. [Windows PE ハードウェア デバイス ドライバ] 画面は、[次へ] をクリックします。
※ドライバを追加する場合には、[ディスク使用] > [参照] から .infファイルを指定して追加してください。
追加するドライバは、クライアントのOSにかかわらず Windows 8.1 用となります。
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※ドライバが追加されているか確認するには、[構成] を作成後、追加したドライバのフォルダが下記
Drivers フォルダ配下に追加されていることを確認します
- x86 の場合
C:\Program Files(x86)\Symantec\Ghost\bootwiz\Platforms\WinPE\x86\Drivers\Custom\Drivers
- x64 の場合
C:\Program Files(x86)\Symantec\Ghost\bootwiz\Platforms\WinPE\x64\Drivers\Custom\Drivers
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3-4. [TCP/IP プロトコルの設定] 画面は、 "DHCP Server からIPアドレスを取得する"
が選択されていること確認し、[次へ] をクリックします。
※静的IPを設定したい場合は、別途設定が必要になります。
構成の作成を完了後に、次の作業を実施下さい。
TECH235213 - Boot Disk Creator ブートディスクに静的IPを設定する手順
3-5. [オプション コンポーネント] 画面は、[次へ] をクリックし、[完了] をクリックします。
4.ブートディスクの作成
4-1. 作成済構成を右クリックし、[ブートディスクの作成] をクリックします。
4-2. [ブートディスクのメディアタイプ] 画面で、[ブートメディアタイプ] (ISO もしくは ディスク) を選択し、
[ブートタスクタイプ] は 必ず "スタンドアロンブート" を選択します。
次に、[ブートメディアプロセッサタイプ] (x86 もしくは x64) を先に選択し、ISOを作成する場合には
ファイルの保存先パスを指定して、[次へ] をクリックします。
4-3. [ブートディスクの作成] 画面が表示され、ブートディスクの作成が始まります。完了まで数分かかります。
4-4. [ブートディスクの作成の完了] 画面が表示されたら [閉じる] ボタンをクリックします。
4-5. ISO を作成した場合には、Windowsの機能を用いてDVDに書き込みます。
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補足:
Boot Disk Creator で作成した CD/DVDブートディスクは、起動時に
"Press any key to boot from CD or DVD"が表示されます。
このメッセージを表示させたくない場合には [Boot Disk Creator の構成] を作成後、
下記の作業を実施してください。
[BIOS環境]
以下パスにある "bootfix.bin" ファイルを削除してください。
C:\Program Files (x86)\Symantec\Ghost\waik_winpe51\Tools\PETools\amd64\boot\bootfix.bin
C:\Program Files (x86)\Symantec\Ghost\waik_winpe51\Tools\PETools\x86\boot\bootfix.bin
[UEFI環境]
下記 "boot"フォルダ内にあります "efisys.bin" ファイルを削除し、"efisys_noprompt.bin" を
"efisys.bin" にリネーム後、ブートディスクの作成をおこなってください。
C:\Program Files (x86)\Symantec\Ghost\waik_winpe51\Tools\PETools\amd64\boot
C:\Program Files (x86)\Symantec\Ghost\waik_winpe51\Tools\PETools\x86\boot
上記作業後、ブートディスクを作成します。
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[関連情報]
TECH235132 - Ghost Solution Suite 3.0 ブートディスクにスイッチを組み込む手順
TECH235214 - Ghost Solution Suite 3.0 ブートディスクにネットワークドライブを割り当てる手順
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