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先月25日に松島・仁川港の臨時クルーズ埠頭に初めて入港した16万8000トン級クァンタム・オブ・ザ・シーズ号。(写真=仁川港湾公社) |
総長850メートルで15万トン級の大型クルーズ船はもちろん、3万トン級のカーフェリー2台が同時に接岸することができるように設計された。埠頭の中には免税品受け取り場所や税金払い戻し窓口などの乗客の便宜を図った施設も入っている。出入国事務所・税関・検疫所などもある。45人乗りの大型バス140台余りが一度に駐車できる駐車場も作られた。仁川港湾公社(IPA)のアン・ギルソプ広報協力チーム長は「専用埠頭ができたため今後仁川を訪れるクルーズ船が増えるだろう」と話した。
仁川港が海洋観光の聖地と物流ハブへと再跳躍する。1883年の開港後、韓国内外の貿易の中心地としての役割を果してきた仁川港は、最近成長傾向が停滞し、旅客、コンテナ処理物流量などが釜山(プサン)・光陽(クァンヤン)港などに抜かれることもあった。これを大規模観光客誘致と新しいコンテナ物流量創出などで克服するということだ。
足掛かりは松島国際都市北西の側に入る新国際旅客ターミナルとコンテナ埠頭である仁川新港だ。2019年4月に竣工する仁川港の新国際旅客ターミナルは、沿岸埠頭などに1・2国際旅客ターミナルに分かれていた既存の旅客ターミナルを統合したものだ。5万トン級カーフェリー船席(船舶接岸場所)1カ所と3万トン級カーフェリー船席6カ所などカーフェリー埠頭に7つの船席などを備えている。22万5000トン級大型クルーズが入港できる専用埠頭もできる。臨時開場した埠頭がカーフェリーとクルーズ接岸が可能なだけにクルーズ2台が同時に入港できることになった。
仁川に初のクルーズ専用埠頭…海洋観光・物流ハブを夢見る(2)