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【CP+2017】
あのツァイスがiPhoneと組んだ! 主役の座は「スマホ」へシフト…カメラの祭典ルポ
「大勢の人がスマホでの撮影を楽しんでいる時代ですよね。なのに(強みが)一眼レフだけというのはちょっとね…」と口ごもる説明員。スマホが無視できない存在であることを認めざるを得ないということだろう。
調査会社のMM総研によると、昨年1~12月期の国内のスマホ出荷台数は約2942万台に上る。その1台1台にカメラが備わっている。ケンコーやツァイスに限らず、各社は当たり前のようにスマホシフトを迫られているのだ。
ニコンはアクションカメラ
スマホと連携して使うことを前提としたカメラもあった。ニコンブースで大々的に展開されていた「KeyMission」(キーミッション)と名付けた3種類のアクションカメラ(衣服などに装着して利用できるカメラ)がそれだ。
中核的存在のキーミッション360は装着型のウエアラブルのカメラで、文字通り360度全方位の映像や静止画を撮影する。展示ではヘルメットの上に取り付けられていた。
操作にはスマホアプリを用い、リモート撮影のほか、閲覧や編集もアプリから。もはやスマホ無しでは楽しめないカメラになっている。