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【CP+2017】
あのツァイスがiPhoneと組んだ! 主役の座は「スマホ」へシフト…カメラの祭典ルポ
ブースにいた説明員が話す。「スマホに取り付ける広角レンズや望遠レンズって、手元のスマホで気軽にいいものを撮りたいという需要に応えるためのもの。でも、写りにこだわりのある人に納得できる製品がなかった。そこでツァイスの登場なんです」
さらに続ける。
「カメラ通の男性にはファミリー向けコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)よりもツァイスレンズを装着したアイフォーンのほうがうける。手軽で写りが良くロゴも自慢もできる。ポケットから出したスマホを使いつつ、しかも高画質という点がみそなのです」
普段使いのカメラ=スマホという前提で語られているのである。
ケンコー・トキナーも
光学メーカーの「ケンコー・トキナー」も同種の製品を展示した。
望遠鏡や双眼鏡の接眼部分にスマホを取り付けるキットで、遠くにとらえた被写体をスマホ画面に映し出す。数インチのモニター画面で見られるので、また一つ望遠鏡の楽しみ方が増えた印象だった。
ケンコー・トキナーといえば、一眼レフのレンズに取り付けてさまざまな機能を発揮するフィルターの分野に強み持つ会社だ。こうした製品を扱うのはなぜなのか。