兵庫、鳥取、島根、山口各県の日本海沿岸でポリタンクの漂流が相次ぎ、メディアが報道する騒ぎとなっている。今月中旬から問題化し、自治体によっては、回収されたタンクが約3000個に及ぶという。
といっても、沿岸に住む住民にとっては今に始まった話ではなく、何年も前から無数のポリタンクが漂流してくる。ほとんどが、韓国製の過酸化水素水を入れる容器だ。
過酸化水素水は、本来工業用で有毒という。一方で、ノリの養殖で網を消毒する際に使うこともあるという。なぜ、捨てのか、動機は不明だが、ノリ網に使うのは推奨されておらず、後ろめたいがために海洋投棄しているのだろうか。 (金正太郎)