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[GDC 2017]社内ゲームジャムで生まれた「Snake Pass」のNintendo Switch版をプレイ
「Snake Pass」は,独立系スタジオが集まるIndie MEGABOOTHや,NVIDIAなどのブースにも出展されるなど,GDC 2017ではかなりスポットライトを浴びていた。
開発元のSumo Digitalといえば「TOCA Race Driver」シリーズなどに携わるなど,10年ほど前から名前が知られているメーカーだ。
最近では「リトルビッグプラネット 3」や「Disney Infinity 3.0」を受託開発したほか,様々なプラットフォームで移植作業に関わるなど,インドにまで支社を持つ,300人規模のインディーズスタジオである。
「Snake Pass」は,社内ゲームジャム(開発者たちがグループを組んで,即興で与えられたテーマのゲームを作るイベント)を開催し,その中から生み出されたゲームだという。
見た目は「バンジョーとカズーイの大冒険」や「クラッシュ・バンディクー」のような,明るい絵柄を前面に押し出した,1990年代の3Dプラットフォームアクションといったところだが,Unreal Engine 4で開発が行われているだけあり,グラフィックスのクオリティは高い。
主人公のヘビ“ヌードル”のボディや,フォーリッジ(植物)の表現などからも,現在のゲームであることが分かる。キャラクターのサイズも非常に大きいために,Nintendo Switch本体のスクリーンで見ても,風景に負けることなくしっかりと目立っている。
本作は,「OCTODAD: The Dadliest Catch」や「I am Bread」を連想させる物理演算を生かしたゲームであり,コントローラの様々なボタンを上手く動かして,キャラクターの動きを制御していく。
Nintendo Switchでは左側のスティックを前後に動かすことでウネウネと体を捩じらせながら進み始め,Aボタンを押すを頭をもたげる。この基本動作を行いながら,ルート上にある青い光のアイテムを拾ったり,球状のオブジェクトを所定の位置に転がしていくことになる。
Xボタンを押すとハミングバードが飛来し,様々な助言をしてくれるといったところは,フラストレーションが溜まることそのものを楽しむ物理ゲームの中でも,わりと万人向けのフィーチャーといえるだろう。
竹でできた構造物に自分のボディを巻きつけて新しい場所に進むなど,ステージを進んでいくにつれて難度が上がる。竹の構造物はトリッキーで,微妙に方向が違ったりすると巻きつけていたボディが伸びきってしまい,落下することもあった。
「Snake Pass」は,Switchを含めた各プラットフォーム向けに,北米では3月28日,ヨーロッパでは3月29日にリリースが予定されている。用意された15種類のステージには,マップの隠れた場所にコレクション用のアイテムが設置されているなど,ウネウネ移動を駆使しながらの探索も楽しめる。
「Snake Pass」に今のところ日本語版は用意されていないものの,海外ではSwitch向けタイトルの1つとしても,多くのゲーマーに親しまれそうだ。
「Snake Pass」公式サイト
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