THAAD:中国からの嫌がらせ、韓国各党が一斉に批判

 与野党からも中国に対する批判の声が上がっているが「THAAD配備は次の政権に任せるべき」と主張してきた最大野党「共に民主党」だけは少し温度差があるようだ。同党の秋美愛(チュ・ミエ)代表はこの日、中国を念頭に「大国らしくない行きすぎた態度には断固反対する」と批判したものの、THAAD配備については禹相虎(ウ・サンホ)院内代表が「次の政権で取り扱った方が賢明だ」とする従来の主張を繰り返した。ちなみに自由韓国党と保守系野党「正しい政党」は共に民主党の大統領候補になることが有力視される文在寅(ムン・ジェイン)前代表に対し「THAAD配備に対する考えを明確にせよ」などと以前から主張してきた。

 一方で中国からのいやがらせに対し自由韓国党の鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表は「稚拙で傲慢な横暴だ」と批判し、野党「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)代表も「韓中両国の友好関係にとって望ましいことではない」と指摘した。国民の党から大統領選挙への出馬を目指す安哲秀(アン・チョルス)議員は「良い友人であるなら越えてはならない一線がある」とコメントした。正しい政党の鄭炳国(チョン・ビョングク)代表は「大国らしくない稚拙な行為」、同党のユ・スンミン議員は「このような時ほど、THAAD配備に向けたわれわれの方針は絶対に変化があってはならず、この点は政府も国会も明確にすべきだ」などと主張した。

チョン・ノクヨン記者
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