もう止まらない 森友学園大疑獄が安倍政権を吹っ飛ばす
「潮目が変わってきた」――。「安倍1強」に対して精彩を欠いていた野党が俄然、勢いづいてきた。大阪市の学校法人「森友学園」が、豊中市の国有地を“タダ同然”で手に入れた問題で、森友と自民党の鴻池祥肇元防災担当相の接触が明らかになったからだ。
共産党の小池晃書記局長が1日の参院予算委で、森友の籠池泰典理事長が鴻池氏の国会議員事務所を度々訪れ、国有地払い下げの相談をしていたことを示す生々しい面談記録を暴露。鴻池氏は同日夜に会見を開き、「あらぬ疑いがあるのではないかと思った」などと釈明した上で、「一瞬でカネと分かった」という「コンニャク封筒」を籠池夫妻から差し出されていたことも白状した。
安倍首相はこれまで、国会で「政治家の働きかけはなかった」と繰り返していたが、何ら根拠のないデタラメ答弁だったことがバレたわけだ。