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 自民党は4日、党本部で全国幹事長会議を開き、党員が100万人を回復したことを報告した。大台は野党に転落した2009年以来で、昨年末時点で104万3790人だった。

 安倍晋三首相はあいさつで「党勢拡張運動で120万人という大きな党員獲得目標を掲げて進めている。100万人を8年ぶりに突破できた」と語った。

 政権復帰後の13年、当時の石破茂幹事長が約70万人だった党員を120万人に回復する目標を設定。議員1人あたり1千人のノルマも課してきた。支持率の安定とともに回復基調に乗り、15年末から約5万7千人増えた。ただ、120万人を達成できていないため、党員の少ない10地域を指定し、テコ入れを図っているという。