奥大井湖上駅
奥大井湖上駅(おくおおいこじょうえき)は、静岡県榛原郡川根本町梅地にある大井川鐵道井川線の駅である。
海抜は490m[2]。長島ダムのダム湖である接岨湖に突き出た半島状の陸地の突端に位置する。この場所はダム建設以前に谷が大きく蛇行していた部分の尾根にあたり、駅および鉄橋の湖底(つまりかつての谷底)からの高さは70mもある。
前後を2本の巨大な鉄橋「レインボーブリッジ」(東京港の「レインボーブリッジ」より先の開通である。そちらとの区別のため「奥大井レインボーブリッジ」とも)に挟まれ、また周辺に民家等はなく、さながら陸の孤島の様相を呈している。このため「秘境駅」に数えられることもある。
この駅は井川線の一部が長島ダムの建設によってダム湖に沈むことから1990年に新線に移設された際、新駅として開業したものである。駅構内および鉄橋上からは、ダム建設による切り替え前の旧線の橋が散見できる。