人間の動作をモチーフに時計をつくってください
- 田中耕一郎（敬称略）
- 参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
バリエーションに富んだ作品を楽しみながら拝見させて頂きました。
両部門とも見ていて感じたのは、表現としては面白いのに、課題である人間の動作と関連してなかったり、ユーティリティーとしての時計を上手に組み込めていない「惜しい」作品が多かったことです。
そんな中、入賞として選んだ作品は、人間の動作と時計がユニークに組み合わされていると思います。受賞者の皆さん、おめでとうございます。
今回の様に、一つの課題に対して、多くの人の作品を自由に閲覧できる機会は滅多にありません。是非様々な作品を見比べ、参考にしてみてください。きっと自分なりの気づきを得られると思います。 - 株式会社Projector 代表 / クリエイティブディレクター
2004年にProjectorを設立。 主な作品・制作実績に、日産 / ウェブシネマ「TRUNK」、NIKE / ケータイフットボール 「蹴メ」、 UNIQLO / ダンスミュージック時計「UNIQLOCK」、SONY / 世界初、車の中でTVCM オーディション「 Singing in the car」、iida / 5-7-5のリズムで音楽をつくる「iida calling」、UNIQLO / ミニチュア風日本の映像カレンダー「UNIQLO CALENDAR」など。
カンヌ国際広告祭にて、グランプリ２回、金賞３回、銅賞２回 を獲得、東京インタラクティブ・アド・アワードにて、グランプリ２回、金賞10回、ベストクリエイター１回を獲得するなど、国内外で70を越える賞を獲得。 http://www.projector.jp/
「人間の動作」から「受精」を連想したところがユニーク。
この作品は、茂木健一郎さんあたりのブログに時計として貼られたりしたら、実際ヒットしそう。
蛇足ですが、タイトルは、Life clockじゃなくて、受精時計とか受精TIMEの方がよくないですか？
マスゲーム的な動きに独特なかわいさがあり見入ってしまいますね。
ただ、赤い人たちを一分で一周させた方が時計としての意味が成立し、なお良かったと思います。そこが惜しい。