鳥取県のニュース
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プール事故 教員が不適切発言
去年、湯梨浜町の小学校で6年生の女子児童が水泳の飛び込みの練習中にプールの底に頭を打ってけがをした事故で指導した教員が飛び込みが苦手な児童たちを「腹打ち三銃士」などとからかって呼んでいたことが分かりました。
けがをした女子児童も「失敗したら自分もおかしな呼び方をされる」と感じていたということで町の教育委員会はこうした教員の発言が事故の要因の1つになった可能性もあるとみて調査委員会で検証することにしています。
湯梨浜町の羽合小学校では、去年7月、6年生の女子児童が課外授業で飛び込みの練習をしていたところプールの底で頭を打ってけがをし、今も首の痛みや手足のしびれなどの後遺症が残っています。
当時は男性教員2人が飛び込みの指導にあたっていて、このうちの1人が飛び込みが苦手で水面におなかを打ちつけていた4人の児童を日頃から「腹打ち三銃士」や「腹打ちの女王」などとからかって呼んでいたということです。
町の教育委員会が先月行ったアンケート調査では、この発言を聞いていた33人のうち7割を超える児童が「言われた人がかわいそう」などと教員の発言に違和感を感じていたということです。
また、自由記述では、「自分が言われたら転校してしまう」とか、「周りの先生が注意していなかったのが疑問だった」などと書かれていました。
けがをした女子児童も「飛び込みで失敗したら自分もおかしな呼び方をされる」とプレッシャーを感じていたということで、町の教育委員会では、こうした教員の発言が事故の要因の1つになった可能性もあるとみて調査委員会で検証することにしています。
これについて湯梨浜町教育委員会の土海孝治教育長は「水泳を頑張っていた子どもたちに対して不適切な発言だった」と話しています。
03月04日 19時06分