森友学園「献金強要を揉み消し文書捏造」鴻池氏に反論

鴻池氏の事務所が森友学園理事長や国との交渉経過を記録した文書の写し(撮影・吉田敦史) © 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 鴻池氏の事務所が森友学園理事長や国との交渉経過を記録した文書の写し(撮影・吉田敦史)

 森友学園は3日、自民党の鴻池(こうのいけ)祥肇(よしただ)元防災担当相(参院議員、兵庫選挙区)への反論文をホームページに掲載した。籠池泰典理事長が土地の値下げなどを求め、鴻池氏の地元事務所(神戸市)に陳情したことが事務所側の文書で明らかになっているが、「事後的に捏造(ねつぞう)された文書」「献金や寄付を強要していた事実を揉(も)み消そうとする態度」などと主張した。

 学園が開校を目指す小学校のホームページに載せた。籠池氏から陳情を受けたとした鴻池氏の今月1日の発言についても「時系列の矛盾や合理性を欠くものを含む」とした。

 これに対し、文書を作成した鴻池氏の地元秘書は「陳情内容は毎日ノートに記録しており、捏造のしようがない」と説明。鴻池氏は2014、15年に学園側から計20万円の政治献金を受けているが、「支援者に活動報告を送る際、献金の案内や振込用紙を同封しているだけ。これが強要なのか」と話した。(黒田勝俊)

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