2013-01-18 20:00:22

アキスカルの言う薬物性躁転は本当に双極性障害なのか?

テーマ:内因性の正体
彼女は出産以後、育児が思うようにできず、次第にうつ状態になり、家事も十分にできなくなった。夫は頑張れと言うが、頑張れないと言う。

主訴は「何も気力がわかない」であった。うつ状態のためあまり動けないが、入院はできないと言う。(家族も同じ希望)。不眠はない。食欲が全然ない。

初診時は、ルジオミール50mgとメイラックスを1mgだけ処方し、1週間ごとに来るように伝えた。彼女は、出産以後うつになったと言うが、既に子供は3歳を超えており、細かく聞くと、非常に育てにくい子供だったようである。誰にも相談できず悩んでいた。

1週間目に再診したところ、食欲は少し出たと言う。薬は眠いが、耐えられないほどではない。少し快方に向かっているようには見える。抗うつ剤を飲み始めて、眠いが、夜はかえって眠れないことがあるという。レンドルミンを追加し、ルジオミールは75mgまで増量。

ルジオミール 75mg
メイラックス  1mg
レンドルミン 0.25mg


2週間目
落ち込み意欲がわかないという。「いつも無気力です」と話す。1日20本はタバコを吸う。以前は食事が摂れなかったが、今は食べていると言う。表情は明るくなっている。ルジオミールを50mgに減量し、リフレックスを加える。

ルジオミール 50mg
リフレックス 15mg
メイラックス  1mg
レンドルミン 0.25mg


3週目
リフレックスを飲むと、夜は良く眠れるが、排尿が悪化する。「主人と言い争いになると辛いです」と話す。ルジオミールを100mgまで増量し、リフレックスを中止。

時々、亜昏迷模様になるようで、よくわからないうちにどこかに出かけていく。うつ状態ではあるが、過活動の部分もあり、行動の予想がつかない印象。躁鬱混合状態のようにも見える。ラミクタールを12.5mg追加する。

ルジオミール 100mg
ラミクタール 12.5mg
メイラックス  1mg
レンドルミン 0.25mg


4週間後
外来では、少し見た範囲ではあまり変わっていないようである。しかし、時々突然、公園に行ったりするという。家に帰ってくると、首や足に怪我をしている。本人によると、「死のうと思った」という。この病状は危険だが、入院に本人、家族とも同意しないので、この程度では、こちらからは入院させられない。(近い将来、精神保健指定医1名の判断で医療保護入院が可能になる。彼女のような患者の場合、非常に助かる。)

鎮静的な薬を入れたいが、うつも酷いので奇妙な処方にならざるを得ない。このような人は入院治療するのが普通だしリスクも少なくなる。

鎮静的な薬を使うといっても間に合わない感じなので、安全を期するなら、このタイミングで入院させ、ECTを実施すべきである。

デパケンR 400mg
アモキサン 50mg
リボトリール 1mg
ルジオミール 50mg
ラミクタール 12.5mg
メイラックス  1mg
レンドルミン 0.25mg


5週目
昨日、飲酒し道に倒れており、雨でずぶぬれになっているところを保護されている。救急病院ではいくらか低体温がみられたが、命はかかわるほどではなかった。

本人によると、「昨日は体が動いていたが、一昨日は全然動けなかった」と言う。少しイライラしているようで、声が今日は大きい。入院を勧めるが、「絶対入院しない」と言い張る。その日は仕方なく帰宅させたが、同日に再び警察に保護されて来院。今度は入院となる。(やっと家族が同意し初診後5週目に入院)

入院後は何をするか予想がつかないため保護室に隔離し、気分安定化薬で治療を行う。焦燥感が目立ち、早期の鎮静を期待してセレネース液も併用。

入院時の処方
リーマス 600mg
デパケンR 600mg
セロクエル 100mg
ロヒプノール 2mg
レンドルミン 0.25mg
セレネース液 1ml


セレネース液1mlはセレネース2mgに相当する。

夕方、保護室の強化ガラスに何度か頭を叩きつけたため、トロペロン1アンプル、アキネトン1アンプル筋注している。トロペロン1アンプルは4mgである。(注1

トロペロンを筋注後は、少し落ち着き内服薬を服用している。

入院翌日
全く病識が欠如し、なぜ入院になったかもわかっていないが、一応、服薬指導する。額にガラスにぶつけた跡が残っており赤くなっている。

入院2日目
夫と娘さんの面会があった。入院時より落ち着きがあるが、面会するなり、夫と娘をビンタしたらしい。

それでもなお、表情は改善しており、経過は順調のように思われる。薬物治療の感触が良い。隔離は解除して様子をみる。(隔離期間は2日)

入院3日目
今は急速に落ち着いている。食事は摂っているが、全く味もなく美味しくない。元々小食という。入院後、デパケンR、リーマス、セレネース液、セロクエルなど急速に増量したが、全く副作用がない。

入院6日目
「(入院中なので)今は子供がいないので、眠たいときに眠れるのが良い。」という。「前は右足が酷く重かったが、今は軽いです。」(重要)

セレネースは苦いと言うため、あと数日で中止すると伝えた。(セレネース液は実は味があまりない。)

入院9日目のカルテの記事から。
入院当時から、予想しがたいほどの急速な回復。この患者はうつ状態で発症しているが、一時、複雑な非定型病像を呈したため、「うつ状態」は突破してしまった。今後は、気分安定化薬をメインにし、抗うつ剤は使わないほうが良いように見える。リーマス主体でありチラージンSを追加しておく。

入院16日目
今の処方をほとんど変更せず、急速に良くなっている。病棟での様子もなんら問題ない。あと4日後に退院させることにした。

入院20日目(本日退院)
実質的に、入院3日目~5日目くらいに非定型病像を脱出し、寛解に至っている。この経過は珍しいが、病型及び経過的に、ほぼ治癒している可能性も高いと思われた。

退院時処方
リーマス 600mg
デパケンR 600mg
セロクエル 100mg
ロヒプノール 2mg
レンドルミン 0.25mg
チラージンS 25μ


退院9日目
なぜか生理が来ないと言う。体が妙にポカポカして、体温が上がっている感じ。少し薬を減らしてみるように指導。夜は眠っている。タバコは全然吸っていない。入院したときのことを全然覚えていない。

リーマス 600mg
デパケンR 600mg
セロクエル 50mg
ロヒプノール 2mg
レンドルミン 0.25mg
チラージンS 25μ


退院23日目
少しうつっぽいらしい。
あまり変わらないと言えばそうですね。時々ボーっとする、などと言う。

退院23日目だが、経過はかなり良い。顔色もよく、月経が来たので喜んでいる。

退院35日目
育児で忙しい。夫も手伝ってくれる。スカッとはしていないが、ボチボチですね、という言い方。顔つきが穏やかになっている。今の処方はしばらく続けることにした。

退院42日目
かなり溌剌としてきた。本人に聴くと「元気ですよ。うつもなくなった」と言う。本人によると、若い頃は今の感じだったようである。「自分はおとなしい方と思います。今はカーッとならない。」

退院49日目
もう一度、入院当時のことを尋ねてみるが、入院時も含め、入院になる前後のことは全く憶えていない。

退院2ヶ月目頃
家事は何でもやっている。体力は回復している。「子供にひらがなとカタカナを教えています」という。

櫛をかけると頭髪がバンバン抜けると言うため、デパケンRを減量する。次回に中止。(参考

リーマス 600mg
デパケンR 200mg
セロクエル 50mg
ロヒプノール 2mg
レンドルミン 0.25mg
チラージンS 25μ


退院3ヶ月目頃
もう眠剤は必要ないという。育児、家事はなんでもこなせる。

眠剤は既に自分で中止している。今回はリーマス、セロクエル、チラージンSのみとする。特に副作用はないらしい。今後、セロクエルを最後まで残し、リーマスを中止する方針とする。

リーマス 600mg
デパケンR 200mg
セロクエル 50mg


4ヶ月目頃。
彼女は今のような病状だが、きっちり決められた日に来院する。

本人は入院する前はずっと体が重かったと言う。ところが、今はその重さがない。50kgだった体重は今は47kgですと言う。

5ヶ月目
時々食欲がなくなる時期があるらしい。最近は怒りっぽいのがない。やる気はそこまでないが、苦痛もない。「ずっと平均線です」と笑う。ぱっと見た範囲では、健康な人と区別がつかない。

6ヵ月目
今はあれこれ考えないようになりましたね。でも集中力がないかも?と言う。家事には困っていない。

7ヶ月目
薬を漸減するため、リチウムの血中濃度を測定する。(結果は治療域に入らず)

リーマス600>400mgへ(他、変更なし)

今後、200mgずつ減量し中止。

8ヶ月目
薬を減らしているが、その感覚がまるでないと言う。一般に、リーマスは適切な血中濃度に達しないから必要ないとは言えないが、この人には必要ないように見える。いつも外来には子供を連れてきている。これでセロクエル単剤になった。

セロクエル 50mg

9ヶ月目
変わりがなく、昼間の眠さもない。本人によると、薬を減らしても全く調子の差がないらしい。体重はリーマスを中止後、かえって2kgだけ増えたという。

「今後はセロクエルを1錠~2錠適当に飲んだり飲まなかったりで良いでしょう」というはっきりしない指示をした。正直、この病態・経過だと、止めても病状は変わらないと思われる。

本人に、「基本的にセロクエルはあまり効かない薬だし、いずれ中止できる」と説明する。本人はあまり喜ばないかと思ったが、意外に喜ぶ。(よく伝わらないかと思うが、そういう診察中の雰囲気だった。)

1年目
本人は、最初は真面目に飲んでいたが、次第に飲んだり飲まなかったりになり、最後には週に1~2回服薬になった。ここ1ヶ月くらい服薬していない上、調子もさっぱり変わらないらしいので、治療終了とした。

注1
精神病院内の自殺が起こりうる場所として、隔離室内は意外にリスクが高い。その理由だが、隔離室に収容した時点で、それ以上の拘束はほとんどなされない上、24時間、誰かがそこにおり監視しているわけではないからである(参考)。普通、患者さんは隔離室内をうろうろしていたり、ドアのほうにやってきて叫んだりしている。ある調査では、精神病院内のリスクの高い自殺場所の順位として、

1、トイレ
2、病室
3、隔離室


を挙げている。隔離室は十分に要注意な場所なのである。トイレはフックが危ないが、精神病院内の特に一般病棟内では、そのためフックを取り外していることも多い。しかし、ドアノブだって危ないわけで、十分にリスクが高いのである。隔離室では、シーツやタオルを繋げるとか、ラジオを持ち込んでいる場合は、その電源のコードなどもリスクがある。(隔離中でも病状が回復傾向になると電気製品を許可することもある。その理由だが、隔離室はテレビもなく退屈な場所だから)

考察
彼女の臨床経過は興味深く、示唆するものが多い。その1つは、当初長くうつ状態で推移し、何らかの精神科治療を開始後、ラジカルな状態に移行したこと。

それは彼女の場合、非定型病像だった。非定型病像は極めて短期間で改善し、ほぼ健康な状態に脱出している。

病状の経過で、抗うつ剤の役割が良くも悪くも大きかったこと。その不安定な状態は、気分安定化薬を主体に治療し早期に改善している。退院時点でほぼ寛解状態。

アキスカルが薬物による躁転を双極性障害に含めている(少なくともそういう風に見える)のは根本的に間違っているのがわかる。(重要)


その理由は、薬物による躁転モドキは、完治することも多いからである。

つまり、本物の双極性障害の人は生涯服薬の必要があるが、薬物による躁転ないし著しい賦活は、生涯にわたり服薬の必要があるとは言えない。

この2つには経過や予後、服薬の必要性に大きな相違があるのである。

なお、今から考えるに、彼女の臨床経過は、主治医による壮大な自作自演である。良く見ると、結果的にそうなっている。

もちろん、これは故意にそうやったわけではない。(少なくとも、小さなものでも躁状態を認めないと、躁うつ病とは診断できない。)

余談だが、アキスカル自身が双極性障害であるという。元気良く、勢いにまかせて双極性障害を分類しまくった結果がアレである。双極性障害が過剰診断になるはずである。

アキスカルの双極スペクトラムの分類は、誤解を与えかねないものになっている。DSMは薬剤性の躁転を双極性障害から除外しているので、まだ冷静であるし、精神科医らしい感性だと思う。

もし次のDSMの双極性障害の分類で、薬物性躁転が除外されなかったとしたら、それはクラシックな精神科医の死亡を意味すると思われる。

参考
躁うつ病は減っているのか?
AD
いいね!した人  |  コメント(44)  |  リブログ(0)

kyupinさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

44 ■疑問

今回紹介された症例では現在は治療完了されたのでしょうか?何年寛解状態を保っておられますか?

双極Ⅱ型の患者さんで1回1回のエピソードが数年以上はなれている場合もありますよね。一旦治療終結されて薬を飲まなくなって数年経っていたり。
既に再発を繰り返しているケースでなければ、必ずしもその完結期において、薬物療法を当たり前に続けなければならないかは意見のわかれるところではとおもいます。

むしろ双極性障害の診断をつけるにあたって、もっとも重要なことは、薬剤選択において抗うつ剤よりも気分安定薬や一部の抗精神病薬のほうが気分の不安定性が現れずすっきり治療しやすいという部分なのではと考えています。

今月中にDSM-Ⅴが出版されるようですが、またその中で、気分障害の項目は大きく変わるようになっていたとおもいます。
今後の日記でのそのあたりの新たな考察を楽しみにしております。

43 ■Re:Re:経過

一昨日辺りから女神SUN…

ケイソウに食増強にウロウロでドグマ…に似たような感じかと思います(>_<)此方は両手先の冷えにビリビリで起床後はやはり左手がヤバい感じでET状態なのでカンゾーは電解質には向か無いのではないかとグルグルイライラして…自傷が激しさを増しました。・゜・(ノД`)・゜・。自身の体質が程々悔やまれて成りません…では…大変お邪魔しましたm(_ _)m

42 ■Re:Re:Re:経過

>イヌガヤさん

昨夜の時点で今日は漢方一方を二回と言いましたが…朝半方飲んで…なので昼に半方飲んで…夕方に半方飲んでヤル気とゲン気がやっと出ました( ´ ▽ ` )ノ未だ未だ上手く動ける様に成るまでは試行錯誤が必要みたいですよね(笑)

41 ■Re:Re:Re:経過

>イヌガヤさん

アレルギー薬のザイザルも服用してましたwww

(´-`).。oO(薄っすら顔全体と右眼の浮腫みが気に成るので明日は又漢方一方にしてみようかと思います…一方を二回に分けて飲むって方法で今回は一方をチャレンジしてみます( ´ ▽ ` )ノ有難う御座います♪♪

40 ■Re:Re:Re:経過

>イヌガヤさん

(´-`).。oO(此処数日は朝昼に漢方変えてみたんでした…飲んで暫く為ると負に囚われてダメダメだったり其れで寝ちゃう事も在るので朝昼に変更して飲んでますww

39 ■Re:Re:Re:経過

>イヌガヤさん

お返事有難う御座います♪♪

私は現在トレドミンとワイパックスを朝晩最低量ずつ飲んでます…彼此この処方に落ち着いて二年位じゃ無いかと思います。時々頓服で動悸が続く時はエバステルを半錠服用ですがエバステルはパニックや動悸や挙動が一時的に落ち着かなく陥った時なので大きな地震や事故や犯罪等を直接体験目撃した時位じゃ無いかと思います(>_<)
潰瘍系のお薬と胃酸系のお薬を朝晩に分けて服用してますが時々激しい腹痛のみ痛み止めを頓服で飲んでます。
で…先月末頃からツムラ24を朝夕飲んでます(´-`).。oO(電解質なのか中々此方が今一フイットしませんが寒と耳鳴りには覿面です♪♪

38 ■Re:Re:経過

>kさん

数年前のことなので記憶が不確かなのですが、服用期間は全部で半年以内、眠れなかったり過激な行動をしようとしたのは服用初期だったと思います。
トレドミンの最低用量でした。

併用薬は、頓服のワイパックスくらいです。過激行動は主治医に相談してワイパックスよりも鎮静効果が高いベンゾジアゼピン系薬物を処方してもらいましたが使わず。
記事の患者さんのように亜昏迷にはならなかったし。
過活動がまだら状にかなり小さく存在していたという程度です。

もともと喫煙も飲酒もしていません。

トレドミンの副作用と言うよりも、軽いうつに普通の用量の抗うつ剤はちょっと合わなかったのかもしれないと感じています。

37 ■Re:サインバルタカプセル

>magic ballさん

横ごめん。それあっているよ。

ひろごんでした。

追伸:ついつい、無線の、ウォークマンのイヤホン、買ってしもうた…(汗)

36 ■サインバルタカプセル

最近ルボックスからサインバルタカプセル今は30ミリに替えたのですが、脊髄炎の痛みに効果はありますか?

35 ■Re:Re:Re:薬物性躁転はニセモノ双極Ⅱ型

>ふみさん

笑えない冗談です。

以上。

追伸:冗談にきちんとした、フレームワークがあります。なので、そっちのほうも、よ・ろ・し・くw(これが、僕のごく初歩の冗談です(というのが…(というのが…(…)))w

34 ■Re:経過

>イヌガヤさん

なので未だ未だ自身に漢方が馴染まず鬱々や苛々や落込み等在り寝たり起きたり気味に又多分一時的に成ってしまって居ると思いますが最低でも冬の間は漢方で身体的体調不良は軽減出来て居るので精神面の変調は一先ずさて置きと自身の希望で取り組んで居ます☆彡なのでかなり脱毛が厳しいですが…致し方無いと其処はオニスルーしてますww

33 ■Re:経過

>イヌガヤさん

その手の薬を服用し出して自身は環境的に様々な事が立て続けに起きて最終的に悪化して更なる予後を考え自ら願い出て転院して今に至りますが処方的には転院前の処方に胃薬系が数増えたりで一年経過して現在は漢方を加え胃薬を減らし始めたところです

32 ■Re:経過

>イヌガヤさん

トレドミン服用期間はどの程度でどのぐらい処方為れてました⁇

他の併用薬も在りましたか?

31 ■お薬による躁状態はお薬の副作用  訂正

上から三つのパラグラフ の一行目

「精神疾患というのは、ヒトが固体としての自身の脳細胞が異常状態にある」
  ↓
「精神疾患というのは、ヒトが個体としての自身の脳細胞が異常状態にある」

以上

30 ■経過

>抗うつ剤を飲み始めて、眠いが、夜はかえって眠れないことがあるという。

この状態が私は苦痛でした。眠りたいのに脳はしっかり起きていて、それも、考えない方がいいようなマイナスのことばかりくどくどと逡巡。
このうつ思考回路を、洗濯機が回転して脱水するように絞り出しているの?

>保護室の強化ガラスに何度か頭を叩きつけた

これも似たような行動をしたのでわかります。記事にあるような激しさまでは達しないけど。
硬いものへ頭を打ち付けたいけど、理性でなんとか抑えて、新聞紙を丸めた棒でキッチンの人造大理石を何度も殴ったり。ふだんはまったく暴力的な行が無いのに。

トレドミン服用中だったと思います。
記事にあるような経過は高い確率でみられるもの、と思っていいんだ、と安心。

29 ■脱出

宇宙探査機が他惑星の重力を利用して加速するスウィングバイのようです。

28 ■tomoと申します。

いきなりのコメントすみません^^;面白くてどんどん読んでしまいました、また訪問させてもらいます!

27 ■お薬による躁状態はお薬の副作用

人間の身体(部位として脳も含む)は化学反応をする。
生化学(生物化学)→生体を化学する。
人間はヒトで有る前に生物という化学物質です。

お薬(化学合成物質)でヒト(化学物質)が化学反応を起こしたとして、躁状態になる場合もあるのでは無いかな?(ヒトとしての体質・気質を乗り越えた化学合成物質による化学反応=副作用?)

精神疾患というのは、ヒトが固体としての自身の脳細胞が異常状態にある事としたら、お薬(化学合成物資)による躁状態はお薬の副作用では無いかな?

私見です。
化学合成物質による化学反応(アレルギ-)体質の私はなんとなく、上の様に思いました。

26 ■自己解決。

このケースだと入院時に抗うつ薬を除外してから、
丸2日で落ち着いているので、
抗うつ薬を飲んでいる時「のみ」、
躁状態モドキになるといった感じでしょうか。
(退薬期間を2日ほどとすると)

スペクトラム概念だと、
やはり III 型にあたるケースとみなされるでしょうね。
これが抗うつ薬を除外しても、まだまだ躁状態が続くようだと、
抗うつ薬惹起による躁転とみなしてもいいんじゃないでしょうか。

25 ■飲酒リスクをもっと重要視すべきだと思うニュース

先日のニュースで厚労省研究班、うつ病患者は飲酒も問題-40~50代の男性突出、「自殺リスク高まる」↓
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/130118-3.html

先生のお話の患者さんの飲酒状態はどうだったのでしょうか?薬の変更もさることながら、入院することで断酒効果が現れたことも「急速な安定」の重要な一因と考えられませんでしょうか?

夫は最初うつ病でクリニックに受診始めた頃より酒量が増していき鬱も酷くなり、そしてパキシルを増量→突然の躁転から以後、鬱と躁の繰り返し。(上記記事の区分で言えば躁時の飲酒状態はアルコール依存の疑い=C類)
 職場では躁転したことにより、プレッシャーの多い仕事から、比較的楽な仕事へ替えてもらいました。

 現在ラミクタール小児用5㎎に減量してから3エピソード目に入った所で今回躁転の兆しがないように感じます。(まるで薬物中毒からやっと開放された患者みたい)本人は「まあまあの状態」と言っています。 この先の経過をみてみないと確信できるものではありませんが、良い方に着実に向かっているように思います。

24 ■Re:Re:薬物性躁転はニセモノ双極Ⅱ型

>ひろごんさん

ご指摘ありがとうございます。

論理的に破綻しているように見えるのは、短く完結に表現するため、双極Ⅰ型、Ⅱ型、ニセモノ双極Ⅱ型の違いを省略しているからだと思われます。

【文章を読む上での違い】
・ニセモノ双極Ⅱ型は完治しうる
・Ⅱ型は完治とは言わず寛解と表現するのに加え、躁が隠れていることもある
・Ⅰ型は躁が顕在化していてはっきりと分かる

それと最後にwと書いてある通り、このコメントは冗談ですw

23 ■Re:Re:無題

>あまちゃんさん

 いや、師は、精神科の薬を憎んでいらっしゃるのであって、人の事は誰よりも愛しています。
 私も同様です。安易な精神科の薬の過剰処方が憎いです。
 製薬会社と、医師、癒着しているとも師は言ってました。
 おそらく製薬会社も、医者も、薬を出せば出す程儲かるシステムになっていて、おそらくその儲けたお金で、家族を養ったり車を買ったりしていると思います。
 私は弱者からお金を、なんの考えもなしにまきあげる人も嫌いです。

22 ■Re:無題

>ぴろさん

20代のころですが、不安神経症(今でいうパニック障害)を森田療法(ドラッグフリー)で治していただきました。
こういうのも破門の対象でしょうかね?

しかし、メンタルの薬を飲んでいる人は世界規。模でカウントしたら相当な数になるでしょうから、破門者で溢れかえってしまいますね。

P.S. 破門された人たち、全能の癒し主なるキリストの元に全員集合!(* ̄Oノ ̄*)

21 ■双極 III 型?

「抗うつ薬や身体的治療によってのみ起こる軽躁とうつ病」は
III 型ということになってますね。

今回の記事の患者さんは 軽躁というより、
I 型躁転っぽくも見えますが、
その場合は I 型になっちゃうんでしょうか?(スペクトラム診断だと)

次のDSMがアキスカルの双極スペクトラムの影響を受けて
変わることは十分ありえますね。

20 ■Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:無題

>ぴろさん

私の文章も稀な形に今は形成為れてますので大変読み辛いと思います(>_<)

どうもすみません(( _ _ ))..zzzZZ

19 ■無題

 私の文章、ちゃんと読めてないんだもん(汗)
 私は昨日ケースワーカーさんに、「ちょっと暗いですね」、と言われたばかりなのです。ケースワーカーさんの意見を間違っていると言うのですか?報告しておきます。
 それにしても、ここって知的障害の方もいらっしゃる様で・・・(^^;)

18 ■Re:Re:Re:Re:Re:Re:無題

>kさん

 あら、あなたもひどい人の1人だったのですか(汗)。ひどいブログですね、ここって・・・・・・。(続汗)
 ちゃんと私の文章読めない人、多いんです。自覚してます・・・

17 ■Re:Re:Re:Re:Re:無題

>ぴろさん

怨む通りが無いので恨みませんよw

統合で発達で双極とか言われたら酷いじゃないってことでしょうか⁇?そりゃあ不機嫌にも成りますよね…(大汗)

16 ■Re:Re:Re:Re:無題

>kさん

 ここでお教えする事は残念ながら出来ません。というのも、ここは私に対してひどい事を言っても平気の人が大勢いるからです。
 たった今も、私を躁とか躁鬱とか統合失調症だとか言う人がいました。
 私は月一で精神科医の診察を受けているし、同じく月一でケースワーカーさんの訪問も受けております。その方達が、「最近は元気がない」、と先日私に対して言いました。
 それをこのブログのコメント欄の人達は、先程書いた様に、躁だとか、躁鬱だとか、統合失調症だと言う訳です。
 そんな人達がいる場で、師匠の名を私の口から言う訳にはいかないのです。
 うらむなら是非そういったひどい事をする人達をうらんでほしいです。

15 ■Re:Re:Re:無題

>ぴろさん

偉大な人物….大変気になりますね!(◎_◎;)

14 ■Re:Re:無題

>kさん

 (笑)師匠はもっともっと偉大な人です。私が言っても誰も信じないかも知れないですが(汗)

13 ■無題


ノイローゼΣ(゚д゚lll)(陰からのヒステリー陽)

12 ■Re:無題

>ぴろさん

師匠とは阿保の坂田師匠ですか⁇?Σ(゚д゚lll)

11 ■無題

 私の師匠、「精神科の薬を一度でも飲んだ事がある人間は、私は一人前とは認めない」、という事で、そういう人達は皆一斉に半破門状態にさせられました。
 今後ますます師匠が日本の政治を動かすでしょうから、今後ますますそういった傾向が強まるでしょう。
 薬出す阿呆に、飲む阿呆という事でしょうか?(笑)

10 ■Re:薬物性躁転はニセモノ双極Ⅱ型

>ふみさん

あのごめんなさい。「無免許医」であり、「無博士号心理学博士」であり…、といった僕ですが、
今一、I型、II型が理解できません。後、あなたの文章、論理学的に、破たんしています。そういった意味でも、理解できません(汗)

でも、努力はしているのですが…、妄想がある、無い…、では、非定型精神病と、どういった関係があるのか…。短期で治ると、非定型なのか…。

上述したことをお答えいただくと、まことに、嬉しく思います。

以上、ひろごんでした。

追伸:いやはや…。

9 ■無題

との事→という事

8 ■無題

 僕は馬鹿なんだなあ、と思う様な今回の記事です。もしかしたら、失礼ですが、kyupin先生が専門知識をひけらかしておられるだけかも知れませんが。
 そんな事はどうでもいいのです。今日もまた読売新聞に、「未熟な精神科医による過剰処方による過鎮静を、取り除く医師がいる」、という記事がありました。過鎮静にされると、本人も家族もたまったものではないのです。私の場合も、「さすがにこれは過鎮静だ」、と気づいた父が、「もう精神科医など信じられるか!!」、と怒り出してます。
 最近無理を言って医師に薬を半分に減らしてもらったので、ここ10年位の自分に比べたら躁です。それは自覚あります。
 しかし私の師匠が言うのは、「私が一番躁です」、との事。自称世界一の躁である師匠、ついに現在では日本の政治を動かすまでになりました。
 その師匠が精神医療に対して言ったのは、「なるべくなら精神科の薬は飲まない方が良い。飲む方がよっぽど危険」、という事です。
 もっと言えば、「減らす時はもっと危険」、という事です。
 今回の記事は、まさに師匠の見識の高さを感じざるを得ない様な記事であった気がしております。

7 ■生涯治療宣告済みです。

双極性障害、境界例、神経症。断言できるだけで3つの病名です。双極は一応Ⅱ型ですが、イライラの爆発や突飛な行動をすることがあるので、Ⅰじゃないかと、患者の自分が疑うほどです。
もう7年ほどですね、治療に入ってから。我慢も何も、悪戦苦闘。微熱は出るわ、働けないわ、家事ができなくなるわ、そういう時期を脱しても、未だ就労できず、ただ、頭脳は冴えて、勉強や音楽の毎日でいます。
わたしは主治医の悪口は言いたくありません。クラシカルじゃないかもしれないからです。
でも、わたしとわたしの主人のために、診療時間外でも時間を割いて診察をしてくださったこともあります。今の主治医に出会わなければ、今のわたしはなかったかもしれないんです。
何故なら、言いたくはないですが、精神科医のTOP(もう故人ですが)が、わたしの病気を見出せず、診療放棄同然のことをされたのですから。

6 ■ふ~む

3年よく我慢できたなと泣けてきます。

私も産後うつと自覚あったのに、1年半病院に行かなくて、限界が来て友達に相談してやっと病院に行ったのを思い出します。

家族の誰にも相談できなくて、毎日隠れて泣いてた記憶が・・・同じように薬飲み出して元気が出始めたときチャリンコで号泣しながら爆走してました!笑

飲み屋で号泣とか・・・笑

イライラが抑えられなくて子どもに手を出してしまう自分が怖くて爆発しそうで!

今はかわいくて仕方ないんですけど、やっぱ調子悪くてほったらかしなんで、交換日記してます。

時間を埋めるのに必死!!!

今は肝臓やられて薬が減って、元気なんだか元気でないんだか、人生で一番やる気がなくて困っております。

焦りがない。
どんなにしんどいときでも働きたい、動きたいと思ってたのに、なんにもしたくないんですよね。

元気なはずなのに。

家事もできず、寝てばかりです。




5 ■そうそう、

ここ数年はしてないけれど入院中、前後の記憶って何処に忘れてきたんでしょ。目が醒めたら保護室とかあったなあ。
前のドクターには大変お世話になっていたのでした。
あ、今日は雪が降ったよ☆

4 ■薬物性躁転はニセモノ双極Ⅱ型

薬物性躁転は双極性障害だろうか。

この点、薬物による賦活が賦活に止まればもちろん双極性障害のわけはない。

では賦活を通り越した躁転まで行くとしたらどうだろうか。
隠れていた躁が顕在化したと言えないだろうか。

思うに、Ⅰ型の場合躁が隠れている状態は想像し難い。
よって、Ⅰ型の双極性障害は考えにくい。

では、Ⅱ型の場合はどうだろうか。
Ⅱ型の場合は躁が隠れている場合もあるのであって、これが薬物により顕在化したということは十分にありうる。
よって、Ⅱ型の双極性障害は考えられる。

ところで、Ⅱ型の双極性障害にあるのは寛解であって完治ではないところ、薬物性躁転の場合は完治しうると言われている。

ということは、薬物性躁転の場合は完治しうる双極Ⅱ型ということになる。

したがって、薬物性躁転はニセモノ双極Ⅱ型であるw

3 ■わたしには、やや難しいエントリーでした

良い意味での「クラシックな精神科医」には、ぜひとも生き残って頂きたいです。

>主治医による壮大な自作自演
     ↑
これ笑っちゃいました。

ラジカルな状態に移行するキッカケは、薬剤という理解でOKなのでしょうか。どうも今一つイミが読み取れていないです。

わたしの診断が、双極Ⅱ型であっているのかも、ちょっと疑念がありますけど、多分合っているのかな…って感じです。

私は怒っても人に手はあげないけれど、怒るとめちゃくちゃ恐いらしいです。w まぁ、そこは自覚してますけど。。。
普段はノンビリ屋な部分もありますが。

2 ■お疲れ様でした

怖いですね。ただのうつだと思っていたら、あれよあれよとどんどん悪化していくのは。
薬による状態悪化は、家族のかたも不審そうに初め思われて、きっとやりにくかったんじゃないでしょうか?
自殺していたかもしれないし、すごくハラハラしたんじゃないでしょうか。
本当に大変だったこととお察し申し上げます。
でもkyupin先生には、たいしたことじゃないかもしれませんね。
これからも、多くの患者さんの味方になって頑張ってください!応援してます。

1 ■難しいですね。

先生も痛感の通り、
アキスカルの言うことは、あっているともいえるし、間違っているともいえます。
単なる、薬剤性躁転。次に、たまたま、薬物を投与していたら、躁鬱だった。最後に、うつ状態によって、不顕在的だった、躁状態が、薬物によって、引き出された(ある意味、運動性興奮状態に似ている)。
この三つが、混合していると思います。私見ながら。
ひろごんでした。
追伸:先生の主張は、ちょっと、古いような気がします…。ただ、古いからと言って、間違っているとも言えません。最後のは、たまたま、躁鬱だった可能性もあるのです。また、そうとも取れます。しかし、たまたまと、不顕在化していたのとは、違うというのが、僕の意見です。詳しく述べると、150ページほどの、文章になりそうなので、書きませんが。後ほど(笑)

コメント投稿

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • トップブロガー
      • 芸能人

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。