かわいいブラックキャットがシンボルマークの運送会社、クロネコヤマトの宅急便でいつもお世話になっているヤマト運輸。このたびちょっとした騒動になっています。
いつもありがとう。
アマゾンなどのネット通販店舗の普及によって、我々の生活は以前とは比べ物にならないくらい便利になっています。今日頼めば明日到着するのが当たり前です。
僕はね、ブチネコくらいがちょうどいいと思うのです。ブラックでもホワイトでもない、その中間くらいが仕事としては気持ち良い湯加減かと。
ク ロ ネ コ から シ ロ ネ コ に
毛がはえ変わります。
[ Title : クロネコ 2017年2月 ]
[ Film : Kodak GOLD 200]
[ Camera : Nikon F2 ]
[ Lens : Nikon AI NIKKOR 35mm F2S ]
ヤマト運輸さんには、本当に感謝しています。いつも笑顔で荷物を運んできてくれるからねん。とてもブラック企業とは思えない!
シ ロ ネ コ だ!
さて。
大まかに分類すると2つのニュースが流れています。
シロネコのヤマト運輸
労働組合が荷受量を抑制します。
ヤマト運輸、荷物取り扱い量抑制を検討 人手不足で
産経新聞
2017年2月23日宅配便最大手のヤマト運輸が、荷受量を抑制する検討に入ったことが23日、わかった。労働組合が今年の春闘の労使交渉で会社側に要求した。インターネット通販の拡大などを背景に宅配個数が増える半面、トラックドライバーなどの人手不足で慢性化している長時間労働の軽減を図る。
会社側はネット通販などの大口顧客に値上げを求めていく方向。交渉次第で荷受け停止の可能性もある。ドライバーの負担が重い夜間の時間帯指定配達も、見直しの対象となり得る。
引用:産経デジタル
これを片方の側面から聞く限りは、イイ会社じゃない?と、思います。なぜならば、(現状の環境がどういうものかに対する言及は避けますが)労働組合がちゃんと機能していて、今のままではやばいです!を、交渉できる環境にあるからです。
シロネコだ!
クロネコのヤマト運輸
未払いの残業代を払います。
ヤマト、巨額の未払い残業代 7.6万人調べ支給へ
朝日新聞
2017年3月4日宅配便最大手ヤマトホールディングス(HD)が、約7万6千人の社員を対象に未払いの残業代の有無を調べ、支給すべき未払い分をすべて支払う方針を固めた。必要な原資は数百億円規模にのぼる可能性がある。サービス残業が広がる宅配現場の改善に向け、まずは未払い分の精算をしたうえで、労使が協力してドライバーの労働環境の正常化を進める。
サービス残業が社内で常態化していることを大手企業が事実上認め、全社的に未払い残業代を精算して支払うのは極めて異例。
引用:朝日新聞デジタル
これは、片方の目線で見るとブラック企業ですね。だって、未払いの残業代、すなわちサービス残業があったことを認めてしまっています。
しかーし、もう片方の目線で見るとホワイト企業です!だって、残業代が適正に支払われていなかったことを認めて払おうとしています。過去の過ちを認めようとする姿勢がそこにはあります。
クロネコからシロネコに変化しようとしています。今、全力で、全身の毛が生え変わっているではありませんか。
ブ チ ネ コ
もしくは、ハイイロネコとかね。
ブチネコのヤマト運輸
[ Title : ブチネコ 2017年2月 ]
[ Film : Kodak GOLD 200]
[ Camera : Nikon F2 ]
[ Lens : Nikon AI NIKKOR 35mm F2S ]
大手お悩み相談のサイトをうろうろしていると、ヤマト運輸に対するブラックを懸念するようなお悩みが投稿されています。
ヤマト運輸はブラック企業なのでしょうか?
ク ロ ネ コ
なんてったって、イメージキャットがブラックキャットだからね。ネコの毛の色はブラックじゃないと、クロネコヤマトは名乗れません。
というのも、このニュースを聞いてから、アマゾンなど、ネット通販を利用するときに、ちょっとしたためらいを感じるようになってしまいました。
この何気ないワンクリックが、クロネコさんに大変な思いをさせているのか・・・、と思うと、ぽちっとする動作に、今までにはない重いものを感じてしまうのです。
そして。
いつもいつも、時間指定をすると、お願いした時間に正確に配達をしてくれるドライバーの皆様に、今まで以上に感謝の気持ちを伝えたくなります。
うーむ。
時間指定というサービスの普及によって、配達したけれど不在だったというミスマッチが防げる仕組みができあがっているのかと思っていましたが、そんなに簡単ではないんですね。
ブ チ ネ コ さ ん
どこかのアニメのオームのように、トラックに描かれているクロネコちゃんの目が、忙しいときは真っ赤に光っていて、そうでもない時は緑色に光っていて、機嫌がいい時はクロネコに戻るような、そんな会社がいいですな。
クロネコさん。
いつもありがとうございますー。
応援しているけれど、あんまり頼みすぎると大変になっちゃうから、ブチネコのちょうどいい湯加減でこれからもお願いいたします。