【ヒューマン】
演歌歌手としてデビュー5周年を迎えた岩佐美咲。同世代の演歌歌手が少ない現状については「良い意味でチャンスだと思って、頑張っています」と前向きだ=東京・港区【拡大】
桜の季節を前に、ピンク色が鮮やかな着物姿で東京都内のスタジオに姿をみせたわさみん。
すっかり演歌歌手のオーラを身につけ、「もう一回、舞台でAKBのときのように踊れといわれても、恥ずかしくてできないかも」と苦笑するも、隣の部屋に大ファンの4人組アイドル、ゆるめるモ!がいることを知ると「え~」と大興奮。感激で涙目になり、両手でハートマークを作ると「部屋の壁は厚いけど、私の愛が届きますように」とけなげに念じていた。
2012年2月1日に「無人駅」でAKB48初の演歌歌手としてソロデビュー。新曲「鯖街道」は1月23日付オリコン週間ランキングの演歌部門で1位を獲得するなど絶好調で、トップアイドルから演歌歌手に転身した異色の注目株だ。
「毎日が充実していたからこそ、あっという間の5周年です」と振り返るわさみん。幼少のころからあがり症で、得意のダンスを生かそうと08年にAKBからデビューするも、「グループ内では主張する勇気がなくて、悩んだ時期もありました」と明かす。
転機は10年に行われたAKBのカラオケイベント。演歌好きの両親の影響で、石川さゆり(59)の「津軽海峡・冬景色」を熱唱し、総合プロデューサーの秋元康氏(58)の高評価もあり演歌の道を決意した。