ガンプラの箱で作った「カミロボ」のクオリティがスゴいと、Twitterで話題になっています。
ガンプラの箱で作った「カミロボ」
この画像を投稿しているのは、造形師の安居智博(@kami_robo_yasui)さん。
作ったあとのガンプラの箱を捨てようか残しておこうか迷ったので、切り刻んで針金で繋いでカミロボにしてみました。#カミロボ #ガンダム pic.twitter.com/pCAX24Nz84
— 安居 智博 (@kami_robo_yasui) 2017年2月28日
Twitter/@kami_robo_yasui
これは安居さんが、ガンプラの空き箱で作った「カミロボ」そうです。
なんと、空き箱にプリントされていたガンダムをパーツごとにカット。
Twitter/@kami_robo_yasui
針金などを使って「カミロボ」を作ってみたそうです。
スリムな「カミロボ」になりましたが、腕や足も、きちんと動かせるとのこと。

Twitter/@kami_robo_yasui
空き箱から、ここまで立体的な「カミロボ」が作れるとは驚きです。
Twitter/@kami_robo_yasui
ツイートには「センス高すぎ笑笑」「箱にこんな使い方が」「すげえ!!」といったコメントも。
安居さんが作った「カミロボ」がスゴすぎると反響を呼び、8千件以上リツイートされていました。
「カミロボ」の生みの親
『Kami-Robo(カミロボ)』とは、安居さんによる紙と針金を用いて作った紙工作や、その紙工作を使った一人遊びのこと。
小学2年生の時に作った針金人形。
針金をねじって作った人形に、空き箱で作ったアーマーを着せています。
針金による関節可動の仕組み「ヤスイ締め」を考案したのが小学3年生の時なので、これは「カミロボ紀元前」のカミロボになります。#カミロボ pic.twitter.com/O7pykrfY1A— 安居 智博 (@kami_robo_yasui) 2017年3月1日
Twitter/@kami_robo_yasui
安居さんは幼少期から、長年に渡って『Kami-Robo(カミロボ)』を制作し続けています。
「カミロボ」を小さなリングで戦わせる「カミロボプロレス」をCCDカメラで撮影したライブイベントは、国内外からも高い評価を得ているそうです。
30年以上、独自に作り続けて…
ガンプラの箱で作った「カミロボ」について、安居さんにお話を伺ってみました。
―― 今回の「カミロボ」は、図面のようなアイデアが浮かんで作られたのですか?
今回はガンダムのプラモデルの箱を見て思いつきました。
ガンダムの箱絵を「カミロボ」のプリント柄として使ってみたらどうなるだろうかと…。
プラモデルの箱にハサミを入れる事は、何となく無意識に抵抗があるので、今までそういう発想をする事はなかったのですが…。
小学6年生の時に作ったカミロボ「ブルーキラー」。
80年代カミロボマット界では凶悪レスラーとして一時代を築いたが、全盛期を過ぎるとゆるやかにセミリタイア状態に。現在は居酒屋ブルーキラーを経営している。 pic.twitter.com/FQmf6Tcqfw— 安居 智博 (@kami_robo_yasui) 2016年11月28日
Twitter/@kami_robo_yasui
よくよく考えてみると、プラモデルの箱も普通の空き箱と同じ厚紙なのだから、「カミロボ」の素材として使えるなぁと…。
「カミロボ」とは、僕が小学3年生の頃から独自に作り続けている紙工作の事です。
30年以上にわたって続けていると、自分の中では「カミロボ」を作る事が一つの習慣のようになっているので、普段から身の回りのものを「カミロボ」の素材として使えないかという視点で見るようになっています。
―― 「カミロボ」の制作に使用した素材を教えてください。
ガンプラの箱と針金、木工用ボンドです。
針金を使った関節可動の仕組み「ヤスイ締め」は、小学3年生の時に僕が考案した方法で、以来ずっと同じ構造で「カミロボ」を作っています。

Twitter/@kami_robo_yasui
―― 「カミロボ」の制作には、どのくらい時間が掛かりましたか?
今回は5時間くらいでした。
―― プラモデルの箱から「カミロボ」をうまく作るポイントやコツはありますか?
う〜ん…。プラモの箱で「カミロボ」を作るのは僕も今回、初めての挑戦だったのでなんと答えていいか困ってしまうのですが…。
箱の絵はだいたい左右対称に描いてあるものではないので、各パーツに絵を当てはめていく時にはあまり真面目に考えず、ある程度の強引さと言うか、無邪気さをもって断定していくように心掛けました。
Twitter/@kami_robo_yasui
――「カミロボ」を制作する上で、こだわりや大切にしていることはありますか?
カミロボは「立体の落書き」と捉えていて、気持ちがのっている状況で、一気に完成させる事を心掛けています。
自分の中で、デザインやアイデアの鮮度が高いうちにパパッと素早くカタチにしてしまう、という感じです。
Twitter/@kami_robo_yasui
―― ありがとうございました。
普段から「カミロボ」の素材となるものを考えながら、数々の作品を生み出していたんですね!
安居さんの「カミロボ作品」が気になる方は、ぜひTwitterアカウントをチェックしてみてください。
※この記事のツイートと画像は安居 智博(@kami_robo_yasui)さんの許可を得て掲載しています。