1984年は、チェッカーズと中森明菜さんというアイドル同士の熾烈な対決が行われた年でした。そこで、この2大アイドルと共に、どのようなヒット曲が1984年にはあったのか?数多くあるヒット曲の中から、厳選して7曲紹介しましょう。
- No.1:チェッカーズ「ギザギザハートの子守唄」
- No.2:中森明菜「十戒」
- No.3:テレサ・テン「つぐない」
- No.4:中森明菜「北ウイング」
- No.5:チェッカーズ「涙のリクエスト」
- No.6:安全地帯「ワインレッドの心」
- No.7:チェッカーズ「星屑のステージ」
- 1984年のヒットソングのまとめ
No.1:チェッカーズ「ギザギザハートの子守唄」
チェッカーズの代表曲であり、私が子供の頃に発売した曲でしたが、しばらく長い間にわたってTV番組のVTR映像として流れていたのでよく覚えています。この曲は、歌い方がそれほど悲しさを伝えるようなものではないのですが、歌詞は凄く悲しい内容になっています。
悲しい内容でも、それほど悲しさがこみ上げてこないのは「そんなに俺が悪いのか?」と何度も出てくるフレーズが大きいのでしょう。このフレーズに注目してしまうので、悲しみというよりストレスを発散させる時に聞きたくなる曲です。
No.2:中森明菜「十戒」
中森明菜さんが、だらしない男性に対して冷たく言い放つように叱り飛ばして歌うのが『十戒』です。 男性が聴く場合は、少し耳が痛くなるような歌ですが、付き合っている男性に不満を抱いている女性が聴く場合には気分が爽快になる曲でしょう。
No.3:テレサ・テン「つぐない」
アジアの歌姫と言われるほどアジアで絶大な人気をほこったのがテレサ・テンさんでした。テレサ・テンさんは台湾出身で、その方の代表曲と言えるのが『つぐない』です。その透き通った歌声で歌われる悲しい歌詞は、聴く人の心を強くうちます。
同じ台湾出身である歌姫ジュディ・オングさんや、日本の歌手JUJUさんもテレサ・テンさんのつぐないをカバーしており、その影響力が大きかった事がよく分かります。
No.4:中森明菜「北ウイング」
寂しい曲調の中で、ミステリアスな雰囲気が漂うなかで、好きな人のもとへ飛び立とうとする歌が、中森明菜さんの『北ウイング』です。この歌はどちらかと言えば、付き合っている人がいる時よりも、片思いの時に聞くのがピッタリな曲という感じがしますね。
No.5:チェッカーズ「涙のリクエスト」
チッカーズの『涙のリクエスト』は曲名だけでは悲しいバラードのように聞こえますが、実際に聴いてみたら 、それほど悲しみがこみあげてくるような歌ではありません。藤井郁弥(フミヤ)さんが力強く歌っているから、そう聞こえてくるのでしょう。そのため、この程度の悲しい事に負けてたまるかという時に聴いてみたい曲ですね。
No.6:安全地帯「ワインレッドの心」
玉置浩二さんがボーカルを務めていたのが安全地帯で、私が安全地帯の曲で最も好きな曲が『ワインレッドの心』です。子供の時に聴いていた時は「ワインレッドは何だろう?」と意味さえ分からなかったのですが、悲しみを強く訴えかける所は今でもよく覚えています。
No.7:チェッカーズ「星屑のステージ」
チェッカーズの『星屑のステージ』は、好きな人から「夢だけはあきらめないでね」と言われる事をせつせつと訴えるように歌う曲です。このような歌詞は、昔も今も変わらないように思えますが、好きな人から言われる事を歌っている曲は意外と少ないです。その事から考えると星屑のステージは数少ない名曲と言えます。
1984年のヒットソングのまとめ
1984年は、チェッカーズと中森明菜さんの曲がヒット曲上位を占めていましたが、その他にも安全地帯やテレサ・テンさんのような優れたミュージシャンもいました。しかし、そのような優れたミュージシャンがいても、ヒット曲上位を占めた事を考えるとチェッカーズと中森明菜さんの存在感の大きさが際立った年と言えるでしょう。