【萬物相】コラムは、東南アジアの多くの国が英国やオランダの植民地であり、そのため欧米式のエリート主義の考えが残っていることを指摘し、インドネシア駐在経験を持つ韓国の外交官の言葉を紹介します。「東南アジアのエリートたちのレベルは韓国よりも一段階レベルが高い」。
韓国が欧米以外の近隣他国の良さを認めるのは素晴らしいことと思うのですが、彼らが韓国を内心どう思っているのか、ご存じでしょうか。
最近、東南アジア某国の外交官と話をする機会がありましたが、彼は日韓関係についてこう言っていました。「私たちも他国の支配を受けましたが、そのことを恨んで現在も復讐(ふくしゅう)しようとは思いません。過去ばかりみていたら未来に進めないからです。日本は大変だなあと思います。日本にはいつまでたっても過去を蒸し返してくる隣国がありますからね」。
今回の正男氏殺害事件取材では、韓国メディアの“乱”暴かつ強引な取材ぶり、現地メディアの記者やカメラマンにけがでもさせかねないほどの突撃ぶりも問題になりました。
ま、記者のマナーだけの問題だったら、国際関係にさほどの影響はないかと思いますが、外国公館の前に慰安婦像を建てる、米軍の最新鋭迎撃システムTHAADに反対だからといって、米国大使館に夜間、「THAAD反対」の文字を照射する。
こうした行動を許している政府が、東南アジアだけでなく、他国から尊敬される、もしくは「見直した」といってもらえるものなのかどうか、熟考をお願いしたいものです。(kamo)
【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。3月のお題は「乱」 です。