刀剣乱舞【4】

1:創作審神者が出てくる
2:捏造・ご都合主義設定がいっぱい
3:勝手に金策致すことを許さず
4:あくまでも風。なのでおかしな部分がてんこもり
それでもいいと思われる方のみお進みください。これは無いわと思ったら速やかに×を押してください。


『とんでもない見習いが来た』

1・ななしのさにわ

世の中には3種類の見習いがいると思っている。真面目な見習いと乗っ取り志願の見習いととんでもない見習いだ。

2・ななしのさにわ

乗っ取り志願の時点でとんでもない見習いだと思うのだが?

3・ななしのさにわ

思うに見習い制度なんてアタリかハズレしかないだろ?

4・ななしのさにわ

うちに来た見習いちゃん小動物みたいで可愛いよ。勉強熱心でいい子なんだけど、刀剣に触られて奇声発してた。大丈夫かなアレ

5・ななしのさにわ

俺のところに来たのは超絶イケメンだったけど、中身が残念なかんじのイケメンだった。俺のこと見て「ペットショップで売れ残ってる不細工な猫みたい」って言いやがった。その後で「俺はそういうの放っておけないんですよね」って言ってきた。どう解釈すればいいのこれ?ねぇ?

6・ななしのさにわ

とんでもない見習いは意外といるんだな。っていうか1はどこ行った?コテハンとスペックを頼む

7・ななしのさにわ

4>とりあえず大丈夫じゃないんじゃない?
5>穴狙われてるんじゃない?

8・団子

とりあえずコテハンはこれで行く。スペックと呼ぶほどの物はないけどアラサー女です。デブでもないけどガリでもないよ!初期刀はゴールドセイントだよ!

見習い
18歳 女 
明るい茶髪のツインテール 薄茶色の大きな目 色白 美乳 霊力高め
敬語喋りで礼儀正しい一般家庭の子

こんなかんじでいいかな?

9・ななしのさにわ

なにがどうなって団子になったのか・・・あと、初期刀をゴールドセイントとか呼ぶんじゃありません!

10・ななしのさにわ

見習いのスペックはちゃんと書いてあるのん、自分のはざっくり・・・まぁ、見た目だけなら乗っ取りテンプレっぽいけど、一般の子なのか

11・ななしのさにわ

今は一般だからとかあんま関係ナイっぽいけどな?あと乳はでかければいいというものではないのだよ。

12・ななしのさにわ

見習いのスペック見ただけじゃどこがとんでもないのか分からないよなぁ・・・

13・ななしのさにわ

デブでもガリでもない・・・つまり中肉中背?っていうか、見習いが美乳なら団子は何乳なの?

14・ななしのさにわ

低脂肪乳じゃね?もしくは調整乳

15・ななしのさにわ

それはwww牛乳の種類だと思われるwww

16・団子

微乳だが何か?ちなみに見習いと一緒に風呂に入った時に「おっぱいなんてしょせんただの贅肉なんですよね。あっても邪魔くさいだけじゃないですか?」って・・・生まれてから一度も乳じゃまくせえとか思ったことありませんからぁぁぁぁ!!!

17・ななしのさにわ

持つ物と持たざるものの差というやつなのか・・・まぁ・・・個人的にはないよりあるほうがいいな

18・ななしのさにわ

いつのまにか見習いの話がおっぱいの話に・・・。

19・ななしのさにわ

おっぱいなんてしょせんはただの贅肉の塊とか言っちゃう見習いちゃん・・・
おっぱいには夢とか希望とかがつまってるんだよ!

20・団子

見習いちゃんはさらし巻いて胸つぶしてたんだよ・・・だから最初見た時は貧乳だと思ってたんだよ・・・でも、開けてビックリのFカップだったよ。私なんて寄せて上げてなんとかBってところなのに・・・!!

21・ななしのさにわ

おぉ・・・そんなことがあったのか・・・一緒に風呂に入ったからこそ分かった事実だな。団子からしたら知りたくない事実だったかもだけどな

22・ななしのさにわ

なんでつぶしてるんだよ?もったいないだろ!せっかくのFが!

23・ななしのさにわ

まぁ人には人の事情があるんだろ?うちに来た見習いちゃんは・・・男の娘だったけどな・・・おっぱいだと思ってたのはただのシリコンバレーでした。

24・ななしのさにわ

(おっぱいが)とんでもない見習いってことなのか?

25・団子

いやいや・・・話したいのはおっぱいのことじゃないから。見習いちゃんのとんでもないところについてだから。とりあえず本丸にやって来た時のことから話そうか・・・見習いは学校の制服で本丸に来た。(この時はさらし巻いてたから貧乳だった)

見習い「はじめましてこんにちは。見習いの●●です。よろしくお願いします」
団子「こちらこそよろしくね。見習いちゃんの部屋を用意したからそこに荷物持って行こうね。大変だったでしょ?」
見習い「いえ。審神者さんの方こそ、私のためにスケジュール調整とか大変だったんじゃないですか?」
団子「そんなことないよ。教えることで自分も勉強になるしね」
見習い「そう言っていただけると助かります」

見習いちゃんの荷物運ぶの手伝おうとしたら断られたよ・・・「お気遣いありがとうございます。でも、自分の荷物ぐらいは自分で運びます」って、にっこり笑いながら荷物運んでいったよ。決して軽くないであろう荷物を・・・ヒョイって!!

26・ななしのさにわ

ファーストコンタクトでは悪い印象は無いっぽいな。むしろ真面目そうなかんじがするぞ。・・・荷物を軽々持ち上げる腕力は謎だが・・・

27・ななしのさにわ

ちゃんと躾されてるんだろうなぁ・・・そんな見習いがどう豹変するのか・・・

28・ななしのさにわ

っつか、最初の段階で真面目か乗っ取り志願かとんでもないって言ってるところを見ると、少なくとも乗っ取り志願ではないってことなんじゃないか?

29・ななしのさにわ

そういわれてみると、たしかにそんなこと言ってるな。ってことは、乗っ取りではないという判断でいいんだろか?

30・団子

見習いが来たのは3週間前であと1週間で研修は終わるんだが、その間に起きたことがいろいろとんでもないんだよ・・・

31・ななしのさにわ

今さらで悪いんだけど、団子の本丸ってどんぐらいの刀剣そろってるの?
あと練度とかはどんなかんじなの?

32・ななしのさにわ

初期刀が蜂須賀ってのは分かったけども、他のメンバーのことも知りたいもんだなぁ

33・ななしのさにわ

見習いが来るってことはそこそこ集まってるんだろ?うちはあんまり集まってないから見習いも来ないし

34・ななしのさにわ

刀剣の数もだけど、戦績も関係あるんじゃないか?やっぱ見習い預けるからにはそれなりに優秀な審神者がいいだろうしな?俺んとこも見習い来ないよ

35・ななしのさにわ

見習いが蛍丸そっくりでビビッたのを思い出すなぁ。めっちゃいい子だった。「先輩の刀剣になりたかった」って最後の日に告白(?)されたわ

36・ななしのさにわ

それは告白なのか?っていうか蛍丸っぽい審神者なら演練で見たような?ん?

37・ななしのさにわ

三週間の間に何があったというのか・・・

38・団子

見習いは最初に日は制服だったけど、その後はジャージだったり作務衣だったりしたよ。顔面と衣服のギャップが激しすぎるんだよ!ちなみに、見習いの部屋は私の部屋の隣だったんだけど、「一人で寝るのが怖いから先輩の横に寝てもいいですか?」って言われたから、私の布団と並べて見習いの布団を敷くことになったよ。(ちなみに一緒に風呂に入った後)朝起きたら見習いの顔が至近距離にあってビビッたわ。あと、めちゃくちゃいい匂いした。

39・ななしのさにわ

1日目から一緒に風呂に入ってたんかーい!
そして、先輩の横=同じ布団ってことだったんですな!

40・ななしのさにわ

どうして初日から一緒に風呂に入ることになったんだお前らは・・・!!!

41・ななしのさにわ

それで↑にあった「おっぱいなんてただの脂肪」発言が出るんですな。アレ?一緒に風呂に入ったんなら同じシャンプーリンスのはずでは?

42・団子

ちなみに見習いはシャンプーリンスボディソープとかその他諸々持ち込んでた。いつも使ってる奴じゃないと落ち着かないって言ってたけど、こっちの消耗品とか気を遣ったのかもしれない。そんなの気にしなくてもいいのに!

43・ななしのさにわ

見習いちゃんいい子じゃねぇか・・・一体これから何が起こるっていうんだ!

44・ななしのさにわ

朝起きたら隣に見習いだったらちょいビックリするかもな。一人で寝るのが怖いって・・・18にもなってそれはどうかと思うが・・・

45・ななしのさにわ

「見知らぬ場所で一人で寝るのが怖い」って意味だったのかな?最初の頃はこんな広い所に数人しかいなくてちょい怖いと思ったこともあるけどな・・・ハハ

46・ななしのさにわ

たしかに人気が全然ない部屋に夜に行くのは勇気がいるな・・・まぁ、夜にそんな部屋に行く予定もないんだけども。

47・ななしのさにわ

なんにせよ気に入られてるっぽくていいじゃないか

48・団子

うちの本丸にいる刀剣は

短刀:薬研 乱 五虎退 秋田 前田 小夜 今剣(平野)(厚)(博多) 
脇差:堀川 鯰尾 (浦島)
打刀:蜂須賀 歌仙 加州 和泉守 大和守 鳴狐 大倶利伽羅 同田貫
太刀:燭台切 獅子王 (鶴丸)(江雪)(小狐丸)(長曽根)(明石)(三日月) 
大太刀:太郎 次郎 (蛍丸)(石切丸)
槍:御手杵 (蜻蛉切)(日本号) 
薙刀:(岩融)

()の中は見習いが連れてきた。

49・ななしのさにわ

けっこういる・・・と思ったら、見習いが連れてきたってどういうこと?!

50・ななしのさにわ

けっこうレア揃ってると思ったら・・・最後の一文が意味不明だよ

51・ななしのさにわ

見習いが刀剣連れてきたってどういうことなの?

52・団子

だから言ったじゃない!とんでもない見習いが来たって!
熱心にこっちの話聞くし、要領もいいし、何の問題も無いと思ってたら「私出陣したいです」とか言い出したんだよ。おばちゃんもびっくりしちゃうよ!

53・ななしのさにわ

突然の出陣希望・・・そりゃ驚くわ。そもそも戦場に出る審神者なんてレアだろ。俺は怖くてマネできそうにないわ。

54・ななしのさにわ

俗に言う戦闘系審神者って奴だね。実物を見たことはないんだけど、よほど強いか、戦慣れしてないと、普通の人間が戦場に出たところで瞬殺されるよね。

55・ななしのさにわ

たとえライフル持ってたとしても修正主義者には対抗できる気がしない・・・。

56・団子

見習いは「函館ぐらいなら単騎で平気ですから」とか言って乗り込む気満々だったんだよ。さすがに一人で行かせるわけにいかないから、練度高いメンバーと函館行かせたんだよね。そしたらさ・・・

見習い「このメンバーじゃ函館行っても経験値も出ないし無駄です」
団子「いやいや・・・そもそも人間の見習いちゃんを戦場に突っ込んでるあたりでかなり無茶してるんだからね?」
見習い「無茶は承知の上です。刀剣の戦い方を近くで見ないことには作戦の練りようもありませんから。あ、審神者さんが無理に戦場出ろって意味じゃないですよ?人には向き不向きがあると思いますし。なにより、審神者さんに何かあったら困りますからね」
団子「見習いちゃんに何かあっても困るよ!」
見習い「いやいや、審神者さんと見習いじゃ重みが違いますよ。見習いレベルならそれこそはいて捨てる程いるんですから」
団子「もしそうだったとしても、命危険に晒していいってことにはならんでしょ?!」
見習い「虎穴に入らずんば孤児を得ずって言うでしょう?貴重な物を得ようと思ったら、それなりの覚悟も必要なんですよ」

それからは見習いは戦場に出まくった。審神者としての勉強もしっかりこなして、刀装とかも作って、そんでもって家事の手伝いとかまでしてくれた。
60・ななしのさにわ

なんだそのパーフェクト超人は!というか、見習いレベルははいて捨てる程いるとか思っても言っちゃだめだろ。自分も見習いだろ。

61・ななしのさにわ

見習いかっけぇ・・・

62・ななしのさにわ

つまり見習いが戦場に出まくった結果レア刀剣がポロポロと・・・すげぇな!!

63・ななしのさにわ

っつか、見習い検非違使と戦ったってことなのか?浦島と長曽根が出てるってことは

64・ななしのさにわ

よく見たら明石までいるよ・・・どういうことなの?

65・団子

ちなみに見習いは連れてきた刀剣に執着が無いのか「審神者さんの本丸もこれでパワーアップしますね」とか言ってるんだよ。

団子「見習いちゃんが拾ったのは見習いちゃんのものにしていいんだよ?」
見習い「私は私の本丸持った時に改めて集めますから」
団子「だって苦労して拾ったんでしょ?」
見習い「刀剣を拾ったのは偶然ですし。当初の目的はそれじゃないですから」

その後めちゃくちゃ押し問答したんだけど、結局拾った刀剣は私の物ということに・・・

66・ななしのさにわ

タナボタラッキーじゃないか!そんな見習い欲しい!

67・ななしのさにわ

欲の無さでレアを引き付けたということか。

68・ななしのさにわ

無欲の勝利というやつか・・・

69・ななしのさにわ

当初の目的ってなんなんだろ?

70・団子

目的がなんなのかまでは聞けなかったなぁ。そういえば、見習いと一緒に出撃するようになってから、みんなの怪我とかが少なくなった気がする。刀装が削れたりとかも減ったから資源も残ってるし。

71・ななしのさにわ

とんでもない見習いっていうか、ありがたやーな見習いじゃないか?

72・ななしのさにわ

ぜひうちにも来てください!!

73・ななしのさにわ

なんでうちに来なかったんだ!!

74・ななしのさにわ

たしかにとんでもない見習いだな!良い意味で!

75・ななしのさにわ

っつかかなりレア集まってるのに全部いらないとか・・・三日月もいるのに・・・どういうことなんだ・・・?

76・ななしのさにわ

どれもこれも難民製造機となってる刀剣じゃないですか、ヤダー

77・団子

そんなかんじで見習いとの生活は順調に進んでいると思ってた。でもなんか刀剣達の様子が変わってきたんだよなぁ・・・

78・ななしのさにわ

不穏なこと言うなよ。乗っ取りじゃないんだろ?

79・ななしのさにわ

どういうことなんだ・・・乗っ取りじゃないと思ってたらまさかの乗っ取りなのか?

80・ななしのさにわ

レア刀剣すらいらないと言い切った見習いが乗っ取りなんぞするわけなかろうが!

81・ななしのさにわ

こんなパーフェクト超人の見習いが乗っ取りとか・・・ないない

82・団子

見習い「主となる審神者さんが10人いれば10通りの本丸があると思いますし。審神者さんと刀剣が仲良くするのも、まぁいいと思いますが、やっぱり規則は大事だと思うんですよね。」
団子「へ?どうしたの?」
見習い「出陣と遠征と内番を効率よく回すにはどうしたらいいかとか、演練に出るメンバーをどうするかとかですよ」
団子「あ・・・うん。今までテキトーに決めてた」
見習い「そもそも私たちが目指すのは刀をコンプリートすることとか、演練場で目立つことではないはずなんですよ」
団子「そ・・・うだね?」
見習い「つまり、強くなってより多くの歴史修正主義者を葬ることこそ、我々の目的。と言いたいんです。私何か間違ってますか?」
団子「間違ってはないと思うよ」

見習いの目がマジだった。今までなるようになるさの精神でやってきたことを反省した。そこからは見習いが考え出したシフトで回すようになった。今まで私がやってきたことって一体・・・というレベルで見習いは能力を発揮しまくった。刀剣がキラキラした目で見習いを見るようになっても無理はない。

83・ななしのさにわ

おいぃぃぃ、刀剣にキラキラした目で見られてる見習いってどんなだよぉぉぉぉ

84・ななしのさにわ

乗っ取りの気配を察知

85・ななしのさにわ

無自覚系乗っ取りか?見習いが優秀すぎる故の悲劇か?

86・ななしのさにわ

難民を敵に回すような発言・・・そしてレア揃えて演練出てくる奴を否定・・・
なのに嫌味なところがまったくない。

87・ななしのさにわ

これは見習いが真剣にこの戦いに向き合ってるってことなんだろうな。自分で出陣しちゃうぐらいだからな。


88・ななしのさにわ

なんていうか、スタンス的には同田貫に近いのか?

89・ななしのさにわ

質実剛健ってやつ?

90・ななしのさにわ

もしかして当初の目的って歴史修正主義者を倒すってことか?

91・団子

ちなみに今までは勝てばいいやってことで練度の高いメンバーで演練行ってたんだけど、見習いの方針で練度の低いメンバーで出ることになった。

見習い「演練では負傷しても回復しますし、破壊の危険もありません。それに負けても経験値が手に入るところが魅力的だと思うんですよ。」
団子「ん?確かに負けても経験値入るけどさ」
見習い「もちろん勝てるならその方がいいんでしょうけど、ここは練度の低いメンバーの練度を上げるための場所として活用すべきでしょう?」
団子「そ・・・そうだね」

見習いの絶妙な采配によって練度低いけど勝ててるよ。

92・ななしのさにわ

見習いは監督に向いているのかもしれない。

93・ななしのさにわ

なんていうか、終始押されっぱなしじゃねぇか団子よ

94・ななしのさにわ

軍師というか参謀というか、とにかく優秀な見習いだな。

95・ななしのさにわ

へっぽこ野球部を甲子園へと導くマネージャーのようだ・・・

96・団子

戦場のこととか刀剣のこととかをびっしりノートに書いてあるのを見てしまった・・・受験生の時でもこんなに真面目にノート書いたことないレベルですごいノートだった。あと、字がめちゃくちゃキレイだった。読みやすい!!

87・ななしのさにわ

甲子園は連れて行ってもらうものじゃなく、自力で行くものだと・・・そういうことか

88・ななしのさにわ

↑で言ったら団子本丸はへっぽこ野球部ってことになるぞ

89・ななしのさにわ

最終的には甲子園で優勝するレベルになるんだろ?

90・ななしのさにわ

いや・・・マジでその見習いうちに来て欲しいわー・・・

(以下見習い羨ましいスレと化す)

『とんでもない見習い視点』

「まったく君には驚かされてばかりだな」

敵を殲滅した後の戦場で真っ白な衣服を返り血で染めた鶴丸が話しかけてくる。

「敵がこちらを弱いと思って油断している時こそ最大の好機ですからね」
血で汚れた刀を拭って鞘に収める。この刀は祖父の形見で、無理を言って持ち込ませてもらったものだ。

「その細腕で太刀を振り回し、石を投げれば百発百中ときたもんだ」
「全ては勝つためですよ。」
「ん?頬に傷が・・・」
「あぁ、こんなのはかすり傷ですよ」

戦場にいるのだから完全に無傷というわけにもいかない。敵が使う弓兵や投石兵や銃兵の攻撃を回避するのもけっこう難しい。

「女の子なんだから痕が残ったら困るだろう?」
「いいんですよ。そんなことは、どうでも」
「どうでもよくはないだろう。主だって心配する」
「審神者さんも気にしすぎなんですよ。戦場に出るってことは、生きるか死ぬかなんですから。死ななきゃ全部軽傷ですよ」
「乱暴だな」
「それに、新しい刀剣を拾ったって言えば、なんだかんだで許してくれるんですよ。彼女はそういう人です」
「・・・君はいいのか?」
「何がです?」
「拾った刀剣を全部主に渡してしまって。」
「いいんですよ。残る物が多いと決心が鈍りますから」
「え?」
「なんでもありません。さぁ、戻りましょう?審神者さんが待ってます」

鶴丸は何か言いたそうに私を見た。私は何も言わずにゲートをくぐり、本丸へと帰還する。手に入れた資源を所定の場所へと運び、汚れた衣服を替えたり、風呂に入ったりした後で夕飯の支度を手伝うために厨に向かう。

「見習いちゃん顔に傷が・・・」

厨には燭台切と歌仙がいた。案の定というか、私の顔を見た燭台切が心配そうな目で絆創膏の張られた頬を見ている。
「大丈夫ですよ。痛くもかゆくもないですから」
「顔に傷痕が残ったら困るだろう?」

燭台切の後ろで歌仙が雅じゃないとか言ってる。残念ながら私に雅を解する心は無い。あと、戦場に雅はいらない。

「この程度なら残る心配はありませんよ」
「見習いちゃんはけっこう無茶しがちだから心配だよ」
「燭台切さんは私のお父さんか何かですか」
「そういうつもりじゃないんだけどなぁ・・・」

どちらかといえばお母さんですね。とは言わないでおいた。夕飯の支度を終え、夕飯が終わったらその後は与えられた部屋に戻り、戦場や敵の分析をノートに書く。レポートの提出などは求められていないが、自主的にやっていることだ。することがなくなったら、おとなしく寝ることにする。

・・・つづ・・・く?
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