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舛添要一前都知事を不起訴 東京地検特捜部
前東京都知事の舛添要一氏(68)が私的な支出を政治団体の政治資金収支報告書に計上していた問題で、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反などの罪で告発されていた舛添氏を不起訴処分とした。
舛添氏は代表だった政治団体の平成25年と26年の収支報告書に、家族旅行を「会議費用」と偽り、千葉県木更津市のホテルへの計約37万円の支出を記載したなどとして、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)に告発されていた。
関係者によると、一部は検察官の裁量で起訴を見送る「起訴猶予処分」と判断されたとみられる。
特捜部は同日、舛添氏とともに同法違反罪で告発されていた会計責任者の男性についても不起訴処分とした。舛添氏は「今回の件でご迷惑やご心配をおかけしたみなさまに心からおわび申し上げます」とコメントした。