
にんじん(人参)


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プロフィール

セリ科ニンジン属の二年草で、学名は Daucus carota。
中央アジアのアフガニスタンが原産です。15世紀にオランダで品種改良がなされました。わが国では16世紀に導入されました。高さは1メートルほどになり、塊根が肥大します。葉は羽状複葉で、長い葉柄があります。2年目の夏に複散形花序をだし、小さな白い花を咲かせます。
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系統・品種と用途

「にんじん」は、いろいろな料理に欠かせない野菜です。現在、わが国で生産されている品種の多くは西洋系ニンジンで、「三寸群」や「五寸群」、「タンバース群」、「ロングオレンジ群」、「ナンテス群」、「ミニキャロット群」などがあります。東洋系ニンジンは、「金時」が関西や四国地方でわずかに栽培されている程度です。
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栽培のポイント

「にんじん」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 3
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 8
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 10
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 11
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-25
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生育適温
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16-20
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栽培のポイント
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冷涼な気候を好みますが、温度適応性の幅はかなり広いものです。発芽までは乾燥させないことがポイントで、かならず季節にあった品種を選んでください。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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中性に近い、弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
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 4 |
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 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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連作障害は出にくいですが、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないほうが無難です。
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栽培のステップ

「にんじん」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝を20〜30センチ掘りおこし、堆肥や油かす、化成肥料を入れてよく混ぜ、埋め戻します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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種まき・育苗
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(1) 条間20〜25センチで3条の蒔き溝をつけ、1センチ間隔でタネまきします。
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(2) 好光性ですので覆土はごく薄く、発芽までは、毎日水やりをして乾燥させないようにします。
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間引き 植えつけ
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(1) 本葉が1〜2枚のころ3〜4センチ間隔に間引き、3〜4枚のころ5〜6センチ間隔に間引きます。
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(2) 本葉が5〜6枚でたころ、10〜12センチ間隔に間引きます。
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(3) プランターで栽培する場合は、根が深く伸びない三寸ニンジンやミニキャロットを選んでください。
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追肥・土寄せ
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(1) 2回目の間引きの後、株元に土寄せします。雑草をこまめに抜き取ってください。
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(2) 3回目の間引きの後、油かすと化成肥料を畝の両肩に施し、株元に土寄せします。
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収穫
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(1) 根の直径が、4〜5センチくらいになり、肩の部分が横に張り出してきたら収穫適期です。三寸ニンジンは長さ8〜9センチ、五寸ニンジンでは12〜13センチほどになります。
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(2) 土寄せが不十分だと、根の肩の部分が緑色になります。
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(3) 三寸ニンジンや五寸ニンジンでは、ふつう播種後3〜4か月が収穫期です。収穫が遅れると、裂根したり、硬くなって品質が著しく低下します。
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おもな病害虫

「にんじん」にはほとんど病気は発生しませんが、キアゲハやネコブセンチュウなどの害虫がよくつきます。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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