1億円脱税した疑い、会社社長ら3人逮捕 名古屋地検

2017年3月3日00時22分
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 不動産売買などの所得約4億3千万円を隠して約1億円を脱税したとして、名古屋地検特捜部は2日、名古屋市東区の不動産売買会社「ジーザス」社長で、韓国籍の黄元圭(ファンウォンギュ)容疑者(55)ら3人を法人税法違反容疑で逮捕し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。
 ほかに逮捕されたのは、経理担当の同社役員で韓国籍の成慶得(ソンキョンドゥク)容疑者(42)と別会社の役員小林良身容疑者(52)。特捜部と名古屋国税局はこの日、合同で黄容疑者の自宅や会社など計16カ所を家宅捜索した。
 特捜部などによると、3人は共謀し、同社所有の賃貸マンションや土地を売却。売却益を除外したり、架空の外注費を計上したりして、2015年5月までの1年間で所得約4億2760万円を隠し、1億820万円を脱税した疑いがある。
 これらの不動産売買で黄容疑者は、宗教法人を介した取引を装っていたとみられている。
 関係者によると、黄容疑者は14年8月、自身が代表の静岡県伊東市の宗教法人にマンションを「売却」。さらに宗教法人が第三者に「転売」したように見せかけていたとされる。国税局は15年10月から強制調査(査察)に着手。黄容疑者は国税局の調べに「宗教法人が売却して得た所得は非課税だ」などと、脱税の認識を否認していたとみられる。
 ただ、宗教法人については税法上、お布施などの非収益事業は非課税だが、不動産売却などの収益事業の所得は課税対象となる。
 登記簿などによると、この宗教法人は黄容疑者が06年に買収したもので、休眠状態だった。信用調査会社によると、ジーザスは1990年12月の設立で、不動産賃貸のほかに、不動産売買や仲介の業務にも携わる。売上高は16年5月期で6200万円。

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