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【60秒解説】アフリカで開催された「マイニング・インダバ」
アフリカ大陸の最南端、ケープタウンで、鉱業の国際会議「マイニング・インダバ」が開催されました。今回で23回目です。
アフリカのズールー語
前段の「マイニング」は英語の「鉱業」ですが、後段の聞き慣れない「インダバ(Indaba)」はアフリカのズールー語で、「大事な問題を議論する代表者会議」を意味します。アフリカ各国の大臣だけでなく、欧米やアジアからも政府関係者や投資家が集まります。日本からは、井原経済産業大臣政務官が参加しました。
日本企業の投資に270億円
遠く離れたアフリカの鉱物資源を産出するために、日本企業も数多く進出しています。以前もこの60秒解説で取り上げましたが、政府としても、JOGMECを通じ 、石油・天然ガス、石炭も含めた日本企業による資源開発に対して、2013年以降すでに270億円を、 資金供給しています。
インフラや人材も課題
今年のマイニング・インダバでは、井原政務官は、各国の代表を前に、日本の取組を紹介するとともに、さらなるアフリカの発展の必要性を訴えました。特に、電力や水道、鉄道などのインフラ投資を進めることで、住環境やビジネス環境を整えることが重要です。また、アフリカの行政職員への研修も、長期的にみて重要な課題です。
マダガスカルにも訪問
また、今回の訪問にあわせて、井原政務官は、アフリカの東に位置するマダガスカル共和国も訪れました。マダガスカルには世界最大規模のニッケル鉱山があり、日本も多く輸入しています。いま、マダガスカル政府は鉱物資源への増税や法改正を検討していますが、これらの制度改正が日本企業の投資に悪影響がないよう、政府レベルで強く申し入れています。
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最終更新日:2017年2月22日