バスケのディフェンスの基本はマンツーマン(1on1)で守ることです。
なぜなら、1on1で守る基礎の上にゾーンディフェンスがあるからです。
マンツーマンができない5人がゾーンディフェンスをすると、棒立ちしているだけのチームに。
ですのでバスケットのディフェンスのコツは、マンツーマンでの体の使い方に詰まっているのです。
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ボールを持っている相手へのディフェンスのコツは
この章ではボールを持っている相手へのディフェンスのコツをみていきましょう。
まずバスケのディフェンスの基本姿勢からです。
バスケのディフェンスの基本姿勢【1on1】
自分のマークマンにボールを持たれた時の1on1の基本姿勢です。
まずディフェンスの立ち位置は、相手とバスケットゴールとを結ぶ線上を維持するのがコツ。
そのなかで
- ヒザを曲げて腰を落とし相手の胸の高さに自分の顔があるのが目安 (重心を低くしサッと移動できるため)
- 片方の手を相手の顔付近に近づける (シュートや頭上パスに対するプレッシャー)
- もう片方の手は相手の膝付近に落とす (ドリブルコースとバウンズパスの遮断)
という姿勢をとりましょう。
「ハンズアップ!」という言葉がゲーム中によく使われますね。
この言葉を相手に向かって言いながら
「シュートさせない!」
「パスを通させない!」
「抜かれない!」
と強く思いましょう。
バスケで抜かれないディフェンスのコツ!
バスケでは抜かれないディフェンスを実践したいですね。
抜かれないためには、相手に気持ちよくドリブルさせない技術が必要です。
◆ドリブルを始めようとする相手には
バスケのディフェンスでは、相手がドリブルをする前から駆け引きが始まります。
ドリブルしようとする相手へのディフェンスのコツは
相手の利き手でのドリブルをさせない
ということです。
相手が右利きだとすれば、左手でドリブルさせるように仕向けるのです。
ディフェンス側は、自分の左足を前に出したスタンスをとりましょう。
すると相手は、右手でボールをバウンドさせにくくなります。
◆ドリブルをはじめた相手へのフットワーク
バスケでドリブルをはじめた相手へのディフェンスのコツは、フットワークにありました。
この時のディフェンダーのフットワークの基本はスライドステップです。
スライドステップとは、すり足で横移動する方法です。
相手ドリブラーがスピードに乗っている場合はクロスステップで対応します。
クロスステップでは、足を交差させながら相手をマークします。
どちらの場合も、重心を低く保ち大きく上下させないフットワークが必要です。
それがドリブラーに抜かれないコツです。
そしてさらに抜かれにくくする技術があります。
- 片手はボールに近づけてボールを扱いにくくする
- 残りの片方の手でドリブルコースをふざぐ (ゴール方向に向かわせないプレッシャーを与える)
- ドリブルコースに体を入れ、相手が不利な方向に進ませる
ボールを持っていない相手へのディフェンスのコツ
バスケでボールを持っていない相手へのディフェンスは、大きく2つに分けて考えます。
1つ目はボールを持ったプレーヤーが近くにいる場合。
1パスでボールが届く圏内です。
2つ目は逆にボール保持者が遠い場合のディフェンスです。
では、順に見ていくことにしましょう。
1パス圏内のディフェンスのコツ
バスケでは自分のマークマンにボールを渡さないディフェンスが重要です。
1パス圏内のディフェンスのコツは、クローズドスタンスで守ることです。
「ディナイする」とも呼ばれるディフェンスで、パスコースを遮断します。
このディフェンスのやり方は
- ボール保持者に背中を向ける
- ボール保持者からのパスコースに片足を入れて片手も差し出しパスを入れさせない
- 差し出す手は手のひらをボール保持者に向ける (パスが飛んできた時にボールに反応しやすい)
- ボール保持者を肩越しに見つつ自分がマークする相手も視野に入れる
というものです。
この時注意するべきことは、裏を取られないことです。
自分がマークする相手に、自分の背中側に走りこまれてしまうリスクです。
それは「バスケのゴールに向かってフリーで走り込まれる」ということ。
その対策は
- 重心が前のめりになりすぎないこと
- 重心を下げ相手の動きへの反応を早くする
ということが挙げられます。
ボール保持者が遠い場合のディフェンス
バスケでは、ボール保持者が遠い場合のディフェンスのコツは、オープンスタンスで守ることです。
オープンスタンスで守る時、自分のマークする相手からは距離を遠ざけて、全体を視野に入れます。
コートの右端から左端といったロングパスが届くまでに、マークする相手のところに戻ることができればOKです。
◆オープンスタンスの立ち位置
オープンスタンスの立ち位置です。
これはボール保持者と自分がマークする相手とを結んだライン上よりも、ゴール側に下がった場所です。
さらに両手は広げて相手に威圧感を与えましょう。
広げた片方の手の指で自分のマークする相手を、逆側の手の指ではボールを指差します。
この指差しで、自分の立ち位置をチェックしましょう。
バスケのディフェンスは、オフェンスに比べ、強い気持ちがコツだと言われています。
この強い気持ちを持った粘り強いディフェンスは、普段の練習から生まれます。
まずディフェンスそのものの練習を繰り返すことで、技術と経験が得られます。
「相手がどんな攻撃をしてくるか」という予測もできるようになってきます。
加えて、ランニングや筋トレなどのトレーニングで基礎体力をゲットしましょう。
すると積極的なディフェンスが可能になります。
相手のミスを誘うプレッシャーがかけられ、ボールを奪った瞬間は得点の最大のチャンスに。
プレスをかけて奪ったボールを速攻で運べる体力があれば
「バスケが楽しくてしょうがない!」
という気持ちになりますよ(^o^)
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