モデルの押切もえさんらの電子メールサービスなどに不正に接続したとして不正アクセス禁止法違反などの罪に問われた日本経済新聞社元社員、寺井淳被告(29)の初公判が2日、東京地裁(水上周裁判官)で開かれた。寺井被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役2年6月を求刑し、結審した。判決は24日。
検察側は論告で「2013年1月ごろから不正接続を繰り返していた。女性らのプライバシーを侵害した刑事責任は重大」と指摘。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。
検察側は寺井被告が不正接続で知った情報をもとに、一部女性の自宅や勤務先を見に行っていたことも明らかにした。