一人暮らしにおける食費ってどれくらいが望ましいのでしょうか?一般的には1ヶ月2万円前後と言われたりしています。ただし、自炊と外食とでは大きな差がでてきます。タイムセールを行うスーパーで買い物をするなど、ちょっとした節約を積み重ねることで食費は大分抑えることが可能です。

 また、社会人のほうがお金に余裕はあるのですが、ついつい外食をしてしまうと食費もかさんでしまう結果になります。まずはしっかりと食費の上限を設けて、その範囲内で自炊してみましょう。さらに安い食材を選んで上手に調理することで食費を節約することができればそれを貯蓄へ回すことも可能になるんですよ。

一人暮らしの食費はどれくらい?

一人暮らしにおける食費の平均は?

 2013年10〜12月の政府の家計調査によると、単身世帯の消費支出・食費は39,412円と4万円近くもかかっています。収入によって差はあるにしても、毎月4万円近くが食費に回るとなると、ちょっとかかりすぎかなぁと思いませんか。さらに男女別・年代別に見ていきましょう。

 男性平均は43,353円、年齢別では、〜34歳は48,730円、35〜59歳は45,389円、そして60歳〜は38,123円となります。また、女性平均は35,958円、年齢別では、〜34歳は34,523円、35〜59歳は34,516円、そして60歳〜は36,609円となります。こうしてみると、男性のほうが平均では約8,000円、もっとも差が出るのは〜34歳で約14,000円も女性よりも多く食費がかかっていることになります。これは、やはり男性の場合は会社の付き合いなどで外食が多いことに起因しているものと思われます。

 一方、女性についてさらに詳しく見てみましょう。先ほどは単身世帯の平均でしたが勤労世帯ですと、平均は34,667円、年齢別では、〜34歳は34,754円、35〜59歳は35,312円となっており、大きな変化はありません。

食費を抑えるための自炊術

 食費を抑えてその分貯金に回したい!そうお考えの方は、目安として約4万円の半分、2万円で済ますよう工夫しましょう。自炊は逆にお金がかかるという説もありますが、上手に行うことで安く済ませる方法があることも確かです。しっかりと実践してみれば食費を抑えていく術が身につき、その違いに気付くことができるかと思います。それではその具体的な方法を見ていきましょう。

【1】冷凍・電子レンジの活用

 ご飯を炊く、煮物を作るなど調理をする時には、一気に作ったほうが電気代も安く済む上、材料を腐らせることもなく節約することが可能です。材料を購入して、いざ自炊といってもついつい少量のものを買ってしまうと、実は割高になってしまうことはご存知でしょうか。一般的に、2本買うよりも4本買うほうが1本当たりの単価は必ず安くなりますよね。塵も積もれば…とならないよう、結果的に割高となってしまうような買い方は控えるようにしましょう。

 また、多く買いすぎてしまった場合には、使い切れなくて捨ててしまうことにならないよう、冷凍保存を積極的に活用しましょう。余ったものはラップに包んで冷凍する、といったごく簡単なことなので、ぜひ実践してみてください。

【2】安い食材の選び方

 例えば同じ鶏肉でも、もも肉よりむね肉のほうが脂質が少なくヘルシーな上、お値段も安く済みますよね。このようにオトクな食材をぜひ選ぶようにしてみてはどうでしょうか。

 安くてオトクな食材

  ・鶏のむね肉ささみなど

    調理方法によって柔らかくおいしくできます

  ・おから

    ハンバーグに混ぜてかさを増すことができたりと大活躍

  ・豆腐

    ほんの少しの挽き肉と混ぜて豆腐ハンバーグ

  ・こんにゃく

    低カロリーで食物繊維が豊富なため健康食品の定番

  ・もやし

    肉と炒めるだけで肉もやし炒めの完成

食費を抑えて貯金!一人暮らしでもお金を貯めよう

 食費を抑えることに成功したら、その2万円はぜひ貯金に回しましょう。でも、その浮いた2万円をどうやって貯めていけばよいか悩んでいるアナタ。まずは、現在世の中で話題になっている貯蓄方法を選んでみてはいかがでしょうか。

 26年より始まったNISAをご存知でしょうか。テレビCMなどでも取り上げられているので一度は聞いたことがあるはず。これは「少額投資非課税制度」のことです。投信投資などの配当金や売買益が非課税となる制度で、本来はこれには20%の税金がかかるのですが、NISAなら税金がかかりません。消費税8%でも高いなぁと思うので、税金がかからないことはとっても魅力的ですよね。

 現在、安倍内閣による成長戦略の一環で、お金の流れを「貯蓄から投資へ」と変えようとしています。国が26年より始めたNISAをぜひうまく活用することでお金を増やしていきませんか。

NISAについて

(2015年1月8日)

以 上


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