【動画】加藤九段、現役最後の順位戦で敗れる=戸田拓撮影
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 引退が決まった日本将棋連盟の史上最年長棋士、加藤一二三(ひふみ)九段(77)は2日、現役最後となる「順位戦」の対局で敗れた。14歳でプロ入りして以降、棋士の格を決める順位戦で60年余り戦い続け、42歳の時には名人位を獲得。棋士人生の大きな節目の勝負だったが、白星で飾れなかった。

 東京都渋谷区の将棋会館であった第75期将棋名人戦・C級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終11回戦で、上村亘四段(30)と対戦。夜になって加藤九段が優位に立ったが、上村四段が逆転した。対局後、加藤九段は「優秀な若手を負かしたというニュースになれば面白いと思っていた。相手に粘っこく戦われた。心血注いできた順位戦を指せなくなるのは寂しい」と話した。

 加藤九段は、他の棋戦の対局が予定される5月ごろまで現役を続けられる。