起業してからは精神的に生きるのもやっとという時期が何度もあります。減り続ける貯金に怯え、思ったようにうまく進まない事業計画に絶望した時期もあります。でも、そのすべてが必要、必然だったといまならわかります。
起業して辛く、苦しかったこと
起業するとすぐに事業に成功して社員をたくさん雇用して、社長、社長と呼ばれ、自分が好きなように仕事をすることができて、たくさんの収入がありお金に不自由しない生活ができると思っている人は起業するのは辞めましょう。
どんなに成功しているように見えた起業でも辛く、苦しい時期があります。また、余裕シャクシャクに見えていても本当は綱渡りの自転車操業状態の会社はたくさん、たくさんあります。
起業は辛く、苦しいものです。しかし、その辛さや苦しさはより良い人間になるための試練です。雨にも負けず、風にも負けず、強い体や精神を鍛えるように、辛さや苦しさに負けないで人間性を高めるのが起業の目的だと今は思います。
そう思わないと起業なんてやっていけませんよね。たしかに夢や希望はあります。また、サラリーマンのような他人がひいたレールを歩いていくことに抵抗がある人は起業するべきです。
辛く、苦しいのが起業だとわかった上で起業しましょう。本当に地獄を見ます。ひとり社長も破産まではいきませんですが、うつ病になったり、貯金が底をつきかけたり、いろいろありました。
試練は成長するためにある!
ひとり社長は昔から辛いときや苦しいときには、何かの暗示かなと思うくせがありました。結果には必ず原因がありますから因果関係という暗示があるのは確かなことですが、突発的に辛いこと苦しいことが起こると、それをそのまま受けて落ち込んだり、失意を味わったりすることが多いです。
しかし、冷静に考えれえば、原因がある以上、その原因を改善するための暗示であるはずなのです。お客様が激しいクレームがきたり、取引先を失ったりしたら、その原因をよく考えて、改善することが必要なのです。
そして、その試練を乗り越えた先に成長があり、人間性が高まり、起業の成功があるのだと思います。
こういうときれいごとのように聞こえますが「試練は成長するためにある」という言葉を常に思っていれば、辛いことも、苦しいことも乗り越えられるはずです。
ひとり社長はよく城山三郎さんや高杉良さんの経済小説を読みますが、起業した主人公は全員、辛く、苦しい日々を過ごして、試練を乗り越え、乗り越え、事業の成功へと至っています。
もちろん、起業して事業が成功したからといって辛さや苦しさがなくなるわけではありませんが、成功までたどり着く過程で「試練は成長するためにある」と身にしみて覚えたはずですから、成功したあとの大きな辛さや苦しさは前向きにとらえて乗り越えていけるのだと思います。
まとめ
起業して4年目のシーズンを迎えましたが・・・いま現在でもいろいろと辛く、苦しい日々が続いております。
はぁ〜いつになったら天国へ行けるのだろうか・・・ギターで天国への階段を弾きながらいつも考えています。
しかし、これも試練です。試練は成長するためにある!!辛く、苦しい原因は何か、そして、それを改善するためには何をすればいいのか。それがわかったらすぐに行動して試練を乗り越えるだけです。
この繰り返しを一生続けて行くんだろうなと最近は思います。また、立場が高くなればなるほど試練の難易度があがり、それを乗り越えることでより高い人間性を得ることができると信じています。
そう信じないとやっていけません。夢や希望のためです。お金は結果としてついてくる。